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⑩最後の晩餐 [北イタリア2019年夏]

2019年7月17日 午後

葡萄畑から高速道路を走らせてこの旅のスタート地に戻ってきた。

ミラノの大聖堂
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15時過ぎごろミラノのホテルにチェックインして、少し休憩してから徒歩で街散策へ繰り出した。ホテルからドゥオーモ(大聖堂)までは徒歩15分くらい。

ミラノと言えばやはりレオナルドダヴィンチ「最後の晩餐」。もう一度その絵を見ようとこの日18時15分~鑑賞のチケットを日本から予約してきていた。30数年前に初めてミラノでこの壁画を見た時は予約もいらなかったし、直接行って並ぶこともなかった。

それが今は、予約なしではほぼ入館できない。
事前に調べてみると、完全予約制。現地の「最後の晩餐」ホームページで申し込むか、直接電話か。それもいつから申し込み受付かもホームページに予告なく発表されるとか。またはちょっと高いお金を払ってツアーに参加するしか手立てはないようだった。チケットを取るための攻略法をまとめたサイトもいくつかあり、イタリア語のホームページでも確実に行きたい日に申し込むのはかなり難しいと書いてあったので、イタリア在中の日本人が運営している旅行サイトに辿り着き、旅の2ヶ月前くらいにそこの申込みフォームからお願いしてこの日のチケットをゲットしたわけなのだ。
(「とっておきローマ」というサイト。イタリアの美術館などの予約代行をしてくれる。手数料は確か2千円。支払いは日本の銀行口座に振り込みだったのでスムーズだった。)

ドゥオーモから地下鉄に乗り、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会へ。
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教会に続くここが食堂への入り口。ここの壁に「最後の晩餐」は描かれている。
この広場の左側にチケットオフィスがあるんだけど、案の定どこの国の人だかわからないけど、おばさんが予約なしでなんとか入ろうともめていたところに遭遇した。
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15分間隔交代制で25人づつの入館。日本人らしき人も何人かいた。
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rinoさん2度目のレオナルドダヴィンチ(1452-1519)「最後の晩餐」鑑賞。
イエス・キリストと12人の使徒が囲む晩餐の場面。この晩餐の翌日にイエスは処刑される。
秘密にされていたはずの、使徒ユダの裏切りを予言し告げられた直後の場面。
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「あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」
真ん中がイエス・キリスト。そのイエスの言葉によって、使徒たちに動揺が広がる。
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向かってイエスの左側の使徒たち。
左から5人目、肌の色が浅黒く黒い髭のちょっと身を引いているのが裏切り者のユダ
イエスのすぐ隣がヨハネ。ダン・ブラウンのダ・ヴィンチ・コードでマグダラのマリアとされた人物だったんだ。。なるほど女性っぽい。
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向かってイエスの右側の使徒たち。
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宗教画って難しい。宗教がわからないから絵の意味も本当はよくわからない。でももうここに来ることもないだろうと思ったらもう一度この世界的に有名な名画を見ておこうと思ったのだ。
15世紀末に食堂に描かれた壁画は修復に修復を重ねられてきたそうだ。壁に描かれた絵は奥行きを感じさせられて、中世の時代をちょっと想像する不思議な15分だった。ひとりひとりの表情もじっくりと見学することができた。フラッシュなしでこのように写真撮影OK。

さて、rino家の方も今回の旅の最後の夕飯。
Google地図で検索してホテルから徒歩で近いレストランを探してみた。海鮮レストランで地元料理も出す、評価の点数も良いところに行ってみることにした。ミラノには星の数ほどレストランがある中、何を隠そうrino的にはホテルに近い、というのをかなり重要視する。旅で疲れない我家なりのコツかな。

BS朝日でヒロシが出てる旅番組で「旅先でふらりと入ったレストラン、食事はギャンブルに近い・・」と。確かに吉と出るか凶と出るか笑・・なんて。


ビルの1階の割と地味な感じの入り口だったけど、中まで入ってみるとこんな明るい感じの、
イタリアどこかのサッカーチーム色がかなり濃い雰囲気。どこのチームか忘れちゃったけど。
大きなお店で大衆的。どんどんお客が増えていってにぎやかになった。
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前菜は海鮮づくし。
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ミラノ風カツレツと海鮮のパスタ。 ギャンブルと言うより極めてオーソドックス。 ギャンブルは苦手なタイプ。
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ミラノで、最後の晩餐鑑賞後のこの旅のrino家の最後の晩餐夕食。お味はうーん、まぁ・・。


  旅先の一皿は一期一会[ぴかぴか(新しい)] いろんな意味で
確かにね。

2019年北イタリア夏旅の記事もあと残り1回。










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コメント 2

めぎ

この最後の晩餐、本当に予約が取りにくいですよね~
実は我々も数年前ミラノに寄ろうと考えてチケット取ろうと試みたんですが、全然無理そうでしたよ。
他に見たいところができて、結局ミラノ行きそのものを見送ったのですけどね。
大きな街で美味しいレストランを見つけるのは至難の業ですよね。
長年住んでいるデュッセルでも、ここと言えるところはなかなかないですし。
by めぎ (2019-12-22 04:06) 

rino

めぎさん
本当に。世界的に有名な観光地はどこもかしこも人が多くて何かを見よう、入ろうとするにはかなりの準備と努力も必要なんですねー(^^;)
レストランまでなかなか下調べができてないのでやはりお店選びは難しいです。
すごく良かったね~ってなる時と、まぁまぁこんなものだよね、となる時といろいろ。うちの夫は「美味しい飲み物」さえあればほぼ満足なんですけどね(^^)
by rino (2019-12-30 09:57) 

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