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24. ベルリンの壁解放後のクリスマス [1986年~91年東ドイツ回想録]

1989年年11月9日のベルリンの壁解放

・・・それから1ヶ月半後・・
その年のクリスマスの頃の様子。
週末になると、かつて壁のあった象徴的な場所には東ドイツ国民がたくさん集まってきた。

それまでは東側からは近づくこともできなかったブランデンブルグ門。
壁が崩れてからは人が通ることができるようになった。
このフェンスを越えることができるなんて・・数か月前までは皆夢にも思っていなかったであろう。
東側から見たブランデンブルグ門。(西側から見た門の様子は前回の記事に写真掲載)


大勢の人々が門の下をくぐる・・・

門の柱はとても大きい・・

そして門をくぐって向こう側からも写真をとる。

さぁ、家に帰ろう・・

ウンターデンリンデン通り。東側を向いて撮影。

この時期のベルリンはあっという間に日が暮れて寒くなるのだ。

この年のクリスマス・・なんだか平和な穏やかな空気が本当に流れていた。
不思議だが、街を歩いていても日本人の私達さえ感じていた何とも言い難いちょっとした
緊張感のようなものが全くなくなっていた。

 

この2年前のまだ東西分断の時代のクリスマスマルクトの写真を・・。

東ベルリンのクリスマスマルクトの様子。お店の作りがちょっと寂しい感じ・・(Alexanderpl.)
      

 
西ベルリンのクリスマスマルクトの様子。(kurfürstendamm)
      

      


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コメント 20

それにしても、たくさんの写真を撮られていたのですね~。
なかなか当時の写真を見ることはできないのでは?
歴史が、重く感じられます。
by (2007-12-17 20:06) 

naomama7

夢空さまと同じく・・・rinoさますごいです。
本当にたくさんの写真なんですもの。
それに西と東と比較できるのが、わかりやすくて
とても感激しました。素晴らしいです。
by naomama7 (2007-12-17 20:08) 

マダム・リー

本当に。当時、ずいぶん報道はされたけれど
こうして色々な写真を拝見することはなかったので
とても興味深いです。
最後の西と東の写真、比較しやすいですね。
by マダム・リー (2007-12-17 22:23) 

noie

この年のクリスマス、ブランデンブルグ門をくぐった大勢の人々は、
rinoさんと同じく、その時の気持ちが蘇ってくるのでしょうね。
大切なお写真を、ありがとうございました。
by noie (2007-12-17 23:02) 

hihimama

すごく貴重なお写真をありがとうございます。20年で東ドイツはすごく発展したのですね。。先日行った旧東ドイツのドレスデンのクリスマス市からは想像もできないです。。
by hihimama (2007-12-18 03:00) 

響

今では当たり前の光景なんでしょうが
この当時はお祭りだったでしょうね。
分裂時の写真とのギャップを感じます。
by (2007-12-18 03:34) 

krause

感慨深い写真をいつも楽しみにしています。つい最近のことだと思っていたらもう20年も経過しているのですね。
by krause (2007-12-18 06:05) 

Baldhead1010

やはり同じ民族は一緒に暮らさないと・・・。
by Baldhead1010 (2007-12-18 07:13) 

崩壊後の賑わいのお写真を拝見し、分断を強いられていた市民の皆様にとっては、崩壊が最高のクリスマスプレゼントかも・・と勝手に想像しております。
毎回貴重なお写真を拝見させていただき、どうもありがとうございます。
by (2007-12-18 07:38) 

めぎ

食い入るように写真を見てます。東側の人たちも、当然のこととは言え、クリスマスを祝っていたのだなあ、と感慨深いです。
by めぎ (2007-12-18 08:14) 

miffy

とっても貴重なお写真ありがとうございました。
ブランデンブルグ門に集まった人たちの顔が優しげに見えるのは私だけでしょうか^^
by miffy (2007-12-18 15:13) 

Mimosa

歴史が動いた直後の貴重な写真を、興味深く見ることができ、rinoさんに感謝です~。
この2年前のマルクトの写真、やはり違いがわかりますね~。東のマルクトは、お店の飾りもどことなく寂しげなのに、西のマルクトは、メリーゴーランドがあったり、飾りも楽しげですものね!
by Mimosa (2007-12-19 00:22) 

rose

やはり西側のクリスマスはより豪華に飾りつけられていますね~・・
西と東の違いがよく分かり、興味深いです。
東の人たちは当時どんなクリスマスを過ごしていたのかな…
by rose (2007-12-19 15:17) 

やおかずみ

rinoさん こんにちは
去年ワールドカップで盛り上がっていたブランデンブルグ門を
体験しましたので、大変興味深く読ませていただきました。
by やおかずみ (2007-12-19 17:38) 

なお

20年前かぁ。
平成生まれの子が二十歳になっちゃう~!

本当に貴重なお写真。
こういうことがあったのだなぁ・・・・。現実に。
by なお (2007-12-19 18:48) 

Inatimy

何年かぶりに、再会して一緒にクリスマスを祝った家族もいたんでしょうね。 忘れられませんね。
by Inatimy (2007-12-19 22:57) 

mint_tea

20年、そんなにたつんですね~。この春ドイツに行った時も、仕事が終わった後ベルリンへ向かった人が何人かいました。やっぱり一目、ブランデンブルク門を見てみたいという気持ちは、全然関係ない日本人でも持ってるものですね。私は南の方へ行きましたが、もしまた訪れる機会があったら、ベルリンへ行ってみたいです。rinoさんのお話と、写真を見せていただいてから行くと、見方も少し変わると思います。ありがとうございます。
by mint_tea (2007-12-20 19:13) 

nachic

たくさんの貴重な写真を見せていただき、勉強になります。
日本にいると、通り一遍の情報しか得ていないのだなぁと、
感じます。歴史の証人として、一般人から見た記録としても、
残して行って欲しいです。
by nachic (2007-12-21 16:01) 

rino

>みなさまへ
ご訪問いただきましてありがとうございました。

この後、ブランデンブルグ門の下は車道になり、車やバス、人々が行きかう
賑やかな中心地となっています。
サッカーワールドカップの時はここはとても盛り上がっていたようですね。

ついこの間の出来事のような気もしますし、もう20年もたってしまったのかと
お陰様でこのブログを書いてみて、感慨深く思い出すことができました。

ベルリンの話題はほぼ終わりに近づきました。
皆様、お付き合いくださいまして本当にありがとうございました。
今後また思い出した時には書くことになるかもしれません。またその時は
聞いてくださいね。
by rino (2007-12-22 18:37) 

rino

>hikarianさま
お越しいただきましてありがとうございました!
by rino (2007-12-22 18:47) 

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