スイス・グリンデルワルト① 到着日のお天気は・・・ [スイスグリンデルワルト2008年8月(家族旅行)]
2008年8月
8月下旬・・・不安定なお天気が続いていたデュッセルドルフ・・・・
それぞれ子供達が夕方到着し、その翌朝7時、
スイスのGrindelwald グリンデルヴァルト(グリンデルワルト)に向けて車はスタート。
案の定、ドイツを出発した車窓はどんよりした曇り・・今にも降りだしそう・・・。
でも、やっと日にちを合わせて実現した家族旅行・・雨天決行ですよ!
国境を越えてバーゼル、スイスに入ったころから、雨は本降りに・・・。
夕方に差し掛かるころ、グリンデルワルトに到着~~
途中、事故渋滞があったり、トイレが近い私のための度々のトイレ休憩もあり・・
デュッセルドルフから700キロ弱のアウトバーンの行程・・おつかれさま。ふぅ~~
グリンデルワルトに足を踏み入れたのは、3回目。
1回目は21年前の7月末。2度目はちょうど10年前の8月。
山の天気は本当に変わりやすく、
1日中すっきり快晴という日がどれ位あるのかわからないけれど、
滞在中は、朝だけ晴れたとか、夕方晴れたとか・・・。又は晴れたり曇ったりだとか・・・。
ハイキングはなんとかできたけれど、文句なしの晴天というのを経験したことはありません。
私は日頃の行いが悪いからな~~とか・・ちょっと反省してみたりします・・・。
1987年。今にも雲がかかってしまいそうなアイガー北壁。 1998年。アイガー山頂が雲で隠れています。
夫と当時6歳の息子が写ってます。
そして2008年の今年。 到着直後のお天気・・・。 がーーん!
でも、その30分後・・・
ホテルチェックイン後、部屋のバルコニーからのアイガー!雲の間から見えてきた~~!
私、山の頂が見えると、なんだかちょっと満足した気持ちになる・・不思議です。
ほんの合間の晴れ間!
雲を掻き分けると・・青空っていつもあるんだなーーなんて嬉しくなります・・・。
左に視線を向けると・・・。そこにはヴェッターホルンが見えてます!
上の2枚の写真、左から3軒目のホテルのバルコニーから撮っています。
このホテルの位置は1枚目の写真のグリンデルワルト駅から徒歩1分。
そして、ホテル前の道路を隔てた向かいには団体のバス集合場所になっています。だからこの辺りは日本人の方もいっぱい・・・。
ホテル到着後、グリンデルワルトの村をしばし散策。 20年前はこの道なかったような・・・。
右にある木に隠れている白い建物は日本語の観光案内所のようです。昔はこの場所ではなく、
もっと小さな事務所でした。
正面の空を見ると・・、やっぱりまだ雲が垂れ下がってる・・。
雲はどんどん形を変えて流れて、そしてどんどんやって来る。
お天気はこんなでも、スイスの村はお花がいっぱいでとってもかわいい・・。
ホテルの裏手の山を少し登って。 昔、20年前に来たとき、ここからず~と山を眺めてた・・
きっと夫もそれを覚えていて、ここにみんなを連れてきた・・・・・?
写真の左にもクレーンの先が見えますね。
確かここのはず・・・っていう場所。建設現場になってました。看板を見るとリゾートマンション建設中。
お土産屋さんの前も通って・・・。
定番のスイス土産。この牛の鈴10年前に買ったものが日本のうちにあります。
覗いたパン屋さん・・。
あーだの、こーだの!・・思い思いに写真を撮ったり・・・
家族みんなで歩くの・・どのくらいぶりでしょうか~~?なかなか思い出せないくらい昔かも。
散策しながら、、食事をするところも物色しながら・・・。
村のはずれまで散歩して、ホテルにもどる途中のレストランで夕食タイム~。
私と娘のリクエスト、「チーズフォンデュ」。
多くのレストランではチーズフォンデュは2人前からの注文。
パンを一口大に切ったものと、数種類のチーズ、じゃがいもとフルーツ付き・・というのにしました。
男性陣は他のお料理を注文。前菜にはスープも取って。
シンプルなお料理ですが、おいしいっ! 量が多いので、フォンデュはみんなでつまみながら完食。
このレストラン、山側にテラス席があり、お値段もリーズナブル。
うーーん・・雲が無ければもっと素敵なビューが眺められるところなんですが・・・。
下は谷になっていて、山小屋風の家が点々と。こんな風景も見ていてあきません。
夜9時ごろ。テラス席はだんだん寒くなって、この日はホテルでゆっくり休みます。
明日のお天気を祈りながら・・・・。
スイス・グリンデルワルト② 2日目朝のお天気は・・・ [スイスグリンデルワルト2008年8月(家族旅行)]
2008年8月
前の晩、「7時半を目安に朝食ね~♪」・・・と子供達に通達したので
私はAM6時45分に目覚まし時計をセット。(目覚ましがないと起きられない母)
・・でも、ものすごくドキドキしちゃって・・・目覚ましが鳴る前から目が覚めていました。
21年前、このグリンデルワルトの村はずれに泊まったとき、翌日の朝は快晴。
そして、目の前に朝日に輝くヴェッターホルンがバーン~!と・・・。
その後、また雲が出てきてしまったんですが、その朝の感動が忘れられなくて・・・。
また、その感動が味わえるかも・・・いや、どうだろう・・いや晴れてるかな・・・いや・・・
私はベッドの中でグルグルと思いをめぐらした後・・・ついに起き上がり・・・・
部屋のカーテンに手をかける・・・・!
ちらっとカーテンの隙間から・・・・・開けて、そしてすぐ締める・・・・・・がーーん!!
目の前が真っ白!! まるですっぽり雲の中です。
上から下まで山らしきものが何も見えない・・・!!
だから、がっかりでその時の写真なんてないんです。目覚ましを消して、7時ごろまでベッドに入りなおしました。
上の写真は下↓の写真の下の部分を切り取ったもの・・・。私の目の前に広がった景色はまさにこれだったんですもの。
夢ではありません。
そして、この下の2枚の写真はたぶんAM7時半~8時ごろ。朝食へ行く前に部屋のバルコニーから撮ったもの。
少し、雲が切れてきた・・合間から少し青空ものぞいてる・・・。
さて、朝食から戻ってくると・・・部屋のバルコニーからの山は・・・
おお!見えてるじゃない♪ すっごく綺麗なアイガー山頂!!
AM8時半ごろのアイガーの雄姿。 雲がどんどん消えていく~~♪
テンション上がってきた母・・・
それでは、グリンデルワルト駅から黄色い登山電車で約34分のクライネシャイデックへ。
いつもピースサインは娘
多くのハイキングコースの起点でもあるクライネシャイディック(2061m)到着。青空に突き抜けるベルナーオーバーラントの3名峰を見ることができました。
午前の眩い陽射しに輝いた堂々たる姿・・・。ホテルのある村から見るより、もっと真近に迫って見えます。
中央がMönchメンヒ(4107m)、右のとんがった白いソフトクリームみたいのがJungfrauユングフラウ(4158m)
そして、メンヒの向かって左に位置しているEigerアイガー(3970m)
そして、ズームアップ!!
ユングフラウ:アルプスの乙女と呼ばれる名前の由来は誰も登ったことのない処女峰という説と、かつて山麓に修道女が住んでいたという説がある。
メンヒ:修道士という名がふさわしい孤高な姿。
アイガー:冒険者達を魅了する荒々しい北壁が征服されたのは1938年。
さぁ、ここからメンリッヒェン展望台までハイキング。ほとんど高低差のない1時間半ほどの初心者コースです。
クライネシャイディック→メンリッヒェンまでのコースはこの3山を背に歩くことになるので、
先にメンリッヒェンまでゴンドラで登って逆のコースを歩くのがお薦めです。
私達は往復の登山電車のチケット買ったので、往復歩くことに・・・。
こんな風景をバックに歩き始めました。
ハイキング中は雲が行ったり戻ったり・・・。
こういう道を散歩します。
時折、ハイキングのグループとすれ違うくらい。あまり人に会いませんでした。
途中、ベンチがあるのですが、そこにカメラを置いて、家族みんなでタイマー撮影。
先頭に、どんどん歩いて行く息子をズームで・・・。ちょっと一人でたそがれてる・・・?
そういう年齢ですね。
そして、いつも、
振り返れば奴がいます。アイガー北壁・・・・
何度見てもすごいな~~。この壁に挑んだ人が何人命を落としたことか・・・ここを人が登るなんて・・・。
アイガー初登頂は1858年。この北壁からの登頂は80年後の1938年。ドイツ人、オーストリア人のパーティー。
今朝方まで雨露に濡れていた高山植物もそこここに可愛く咲いています。
「カラーン」~「カラ~ン」 道端に牛さんもいますよ。「こんにちは♪」
懐かしのメンリッヒェンに着きました・・・。
つづく・・・。
スイス・グリンデルワルト③ 山のお天気は変わる [スイスグリンデルワルト2008年8月(家族旅行)]
2008年8月
KleineScheidegg(2061m)クライネシャイデックからゆ~~くり歩いて最後牛さんと戯れ
ながら1時間半ぐらい。
午前11時過ぎ頃、Männlichen(2229m) メンリッヒェンに着きました。
ここは、グリンデルワルト村の谷底にあたるグルントから出ているヨーロッパ最長のゴンドラの駅でもあります。
メンリッヒェン展望台の山小屋レストハウスは10年前に来たときから、建てかえられていて、新しくさらに広くなっていました。給仕式のレストランとセルフレストランとが併設されていてテラス席も広く作られていました。
なぜか一方の方は団体が入っているのか?人が入っていましたが、セルフの方はガラガラでした。
10年前も8月でしたが、雲が立ち込めていて、気温がすごく低く、このレストランから出られないほど寒かったのを覚えています。
テラス席の先には昔も今も子供の遊具がいくつか置かれています。
10年前の写真
そして、今年。童心にかえって・・・。
すぐにポーズをとる姉に、渋々従う弟・・・。でも案外楽しそうだったり・・。
↑の写真でもわかるように、山が見えていません・・・
メンリッヒェンに着くころには、お天気はこんな状態になっていました。
しばらく、ここのレストハウスでお茶(ケーキを食べた人も♪)で休憩。
ここでお昼を食べるにはまだ早いので、
私はお弁当用にラップで包んであるハムとチーズのサンドイッチを4つ買い、夫のリュックサックに入れました。
昔、サンモリッツの山の中で家族でお弁当のサンドイッチを食べたのがとても楽しい思い出として残っているのです。
もう一度似たようなことをしようと・・・。親の気持ちですね。。。
こんなお天気の中、またクライネシャイデックまで戻るため歩き始めました。
雨が降ったり止んだり・・ 2時間ほど前に見たあの青空の山はもう姿がみえません。
時折雲が切れて、雲の間から少し青空が覗いたり・・・。
このお天気では昔のようにはいかなかったけれど、青空が覗いた合間にベンチにすわって無事サンドイッチを食べました♪
そんな天気でも、なぜか山を歩くのは楽しいです。
クライネシャイデックに戻ったときはやっぱりあの青空の山々はどこにもありませんでした・・・。
雨が降っていたり、雲に覆われている時の写真がほとんどありません・・・。
数時間前にクライネシャイデックから見た山はこんな感じだったのに・・・。
さて、これからどうするか・・・。
夫の予定ではこれから目前に迫る氷河を見ながら歩くアイガーグレッチャーまで登りのハイキングでした。
きっと家族の誰もが、山の天気は変わる(好転するかも・・)・・・と思っていたのでしょう。
とりあえず、行ける所までは行ってみようか・・・雨の中を歩き始めました。
ユングフラウ鉄道を渡り、登っていきます。
もう薄々おわかりだと思いますが、我々は着の身着のまま・・登山用の服装も靴も用意しておりません。
全くの旅行者、本格的はハイカーではないのです。
特に、私の服装と言ったら、一番上にはタウン用の合皮のショートジャケット、フードも無し。
山、山・・と言っていながら、お恥ずかしながら、こんなもんです。。。
息子のリュックに傘が1本入っていたので、私はさっさとそれを使い、他の家族は特に防水でもないフードでしのぐしかありません。
ユングフラウヨッホ(3454m)にまで行くユングフラウ鉄道。よく見えていませんが、赤い登山電車が通っています。
↓途中の道で・・・。お天気はこんな感じ。向こう側は雲と霧で先が見えなくなっていました。
多分雲が無ければ、この谷底の向こうには、太古の昔から光り輝く壮大なEigergletscherアイガーグレッチャー(アイガー氷河)見えてるはず。
歩く人達は、全く着の身着のままの我々日本人家族と、完全登山装備のドイツ人の老夫婦のみ。
この先は崖っぷちの細い道。この時は霧で10メートル先の道がやっと見える程度だったので、
少し戻り、途中、分かれ道になっていたもう一方の道を登ることにしました。
悪天候の中、ここまで来たので、引き返すのも悔しく、息子の先導で、どんどん先を上がっていきました。
ドイツ人老夫婦も我々の後を続きます。
途中、霧の中から一人男の人が降りてくるのが見えて、聞いてみると、「レストハウスまであと20分ぐらい。」
私はそれを聞いたら、ますます元気が出て、また上り始めました。
3番目に到着した傘をさしている私。 不本意にもビリ到着の夫。 運転の疲れか?!(娘撮影)
アイガーグレッチャー駅が見えて、顔を上げると・・・
なんと奇跡的に雲がサ~~と流れていて、氷河が顔をのぞかせていました!
モザイクの私(^^)v
たった5分ぐらいの間だったのでしょうか・・・。
雲の間からほんの少し光も射し、幻のような氷河が目の前に迫ってきました!
その迫力と言ったら、この写真では全く表現できないので残念なのですが、雲でその周りが
見えず、氷河だけが現れたので、まるで太古の時代にタイムスリップしたかのような一瞬でした。
「やっぱり来て良かったね!」
私と夫だけなら、間違いなく、悪天候のため途中で引き返していたでしょう。
昨年の夏、テレビ朝日「報道ステーション」で温暖化の影響でアルプスの氷河が溶けているという特集番組がありました。
地球の遺産であるこの氷河もこの先後退の一途をたどるのでしょうか・・。とても怖いことです。
アイガーグレチャー駅。クライネシャイデックからユングフラウ鉄道で1つ目、ユングフラウヨッホ (3454m)に登る途中の小さな駅です。
駅には小さなレストハウスがあって、そこでお茶を飲みながらしばらくの間休憩しましたが、
アイガー氷河の姿はその後、また雲の中へと消えて行き、もう見えなくなってしまいました・・・。
スイス・グリンデルワルト④ 文句無しの・・ [スイスグリンデルワルト2008年8月(家族旅行)]
2008年8月
前日、アイガーグレッチャー(アイガー氷河)まで登ったあと、グリンデルワルト村まで
登山電車で降りてきて、
お天気は回復することもなく、夜になり雨足はどんどん強くなる一方でした・・・。
夜ベッドに入っても、窓の外の雨の音が聞こえるくらい。。。
でもこの日(2日目)午前中、青空の中の素晴らしいベルナーオーバーラント3山を見ることが
できたし・・これでなんとか満足~~
・・と夢の中へ~・・
グリンデルワルト3日目になりました。
家族弾丸ツアー(?)はこの日の午後にはグリンデルワルトを後にする予定です。
夜中に雨の音が聞こえいたし、どんな感じかしら~~?と目が覚めてカーテンを開けてみると・・・・・・
ご覧くださいませ。
ホテルのバルコニーから見えるアイガー
朝日を浴びるアイガー山頂をズームアップ
ホテルのバルコニーから左手に見えるヴェッターホルン
ヴェッターホルンの向こうに見える白く雪をまとったシュレックホルン、バルコニーの花と一緒に。
そして、もう一度、アイガー!「おぉ~~!」
朝7時、ホテルのバルコニーから見える景色は一瞬にして目が覚めるような、透明な空気に満ち溢れていました。
「わ~~!すっっ~ごい!」・・またまた、母興奮!
雲一点もない、霞もない、こんな文句なしの晴天は今までグリンデルワルトに来た3回のうち、3回目の3日目にして初めてでした。
今日は午後にはここを出発する予定ですが、まだまだ時間はあります。
朝食の後、荷物をまとめ、ホテルのチェックアウトをして、荷物は車の中に押し込めて・・
いざ、まだ人もまばらな9時ごろ、ホテルをスタートしました。
1泊目、2泊目とも夕食を取ったレストランの前を通って・・・
レストラン「ランデヴー」、昨夜は雨が降っていて、観光客や地元の人で屋内の席は満席でした。
ここはちょっと地味ですが、レストランの向こう側はアイガーが望めるテラス席がありますよ。
チーズフォンデュの様子はこちら→スイス・グリンデルワルト①
朝、お店もちらほら準備を始めています。
こんなお花に囲まれたかわいいレストランもいっぱいです。
グリンデルワルト駅から端を発する村のメイン通りを進んでいくと、可愛いレストラン、
おみやげ物屋さん山小屋風ホテルもいっぱいあります。
20年前、1度目に来た時は予約なしで車で到着後、インフォメーションで宿を探しました。
村はずれの山小屋ホテルの屋根裏の部屋に泊まりました。部屋のバルコニーから朝、
ヴェッターホルンが見えていましたっけ。
そのヴェッターホルンも変わりない姿をみせてくれています。
グリンデルワルト駅周辺からメイン通りを抜けて15分ぐらいでフィルスト展望台へ上がるゴンドラの駅に到着します。
昔はこのゴンドラではなく、世界最長のペアリフトでした。
20年前のその日、若かりし日の我々はこのペアリフトに乗りました。それもお天気が悪い霧の日に・・・。
濃い霧の中を何も見えずリフトが登っていき、怖くて、リフトの手すりをしっかり握っていたので後で筋肉痛になったぐらいです・・。
そして、展望台に到着しても、深い霧の中。そして寒さ。
結局な~~んにも見えないまままたリフトで降りてきた・・という過去があります。
現在はお天気に左右されない4人乗りのゴンドラですので大丈夫です。
ゴンドラの中から窓越しに撮った写真。ゴンドラの窓ガラスがキズキズですが・・・
グリンデルワルトの村からゴンドラで乗り換えなしで25分、フィルスト展望台(2166m)に到着です。
フィルスト展望台のレストラン
私達が到着した9時半ごろはまだ人がまばら。
そして、この絶景を我が物にしたような気分で思いっきり堪能します。
このフィルストは優雅なヴェッターホルン、アイガー北壁を望むベストポイントとして人気の展望台。
昨日クライネシャイディックから正面で見ていた、アイガー、メンヒ、そして、向こうに
小さくユングフラウも見えてます。
この景色から離れたくない気持ちで・・
お茶を飲みながら、ゆっくりしていると、人もそこそこ集まってきました。
フィルスト展望台レストランの窓ガラスにも山がくっきり映っていて・・・、
山肌に太陽が当たる午前中のこの時間、360度一点の曇りもなく、まだ青空は続いていました・・。
スイス・グリンデルワルト⑤ フィルスト展望台~バッハアルプ湖へ [スイスグリンデルワルト2008年8月(家族旅行)]
2008年8月
スイス・グリンデルワルト 旅行記最終回です。
フィルストから歩き始めてすぐ。ついつい見とれる景色・・・
フィルスト展望台でしばし眺めを堪能した後は、アルプスの宝石と呼ばれるバッハアルプ湖を
目指して片道小1時間のハイキングです。
フィルスト展望台を出てすぐは多少の上り、下りはありますが、子供でも何とか歩ける初心者コースです。
8月下旬、お天気が良くても、朝方は長袖やジャンバーが必需品ですが、この日はトレッキングを
始めて少し経つと暑くなり、皆、上着をリュックに入れたり、腰に巻いたり。
私はセーターを2枚も着ていたので、ハイネックのセーターは脱ぎ、Tシャツの上にジップアップのニットになりました。
暑さ調節はできるような装備が良いですね・・・。後で気がついたのですが、この日は陽射しが
強かったので、この往復2時間のトレッキングで、V首のTシャツから出ている首と胸が少し日焼けしてしまいました。
行きは左手にベルナー・オーバーラントの山並みを眺めながら、進んでいきます。
途中、牛さんもいますよ。
山からの水も流れていて・・
「カラカラ~ン」「カラン~」「カラン~」 爽やかな風が牛さんの鈴の音を運んできます・・・
時期ごとに色とりどりに咲くお花畑の中を進んでいきます。
このときは8月末。球状に咲くかわいい黄色いお花のトロリウス・エウロパエウスは
もう終わっていましたが、所々にリンドウ科の紫や黄色いお花が咲いていて、綺麗でした。
やがて小さな湖がいくつか現れます。
そして、こんな絶景が目の前に・・・・。バッハアルプ湖とシュレックホルン
「アルプスの宝石」・・と言われるバッハアルプ湖。背景は白く輝くシュレックホルン。
私は今回始めてシュレックホルンを見ることができ、その美しさに息をのみました・・。
(モードを変えて撮影。)
どこからともなく薄~い雲が湧き上がってきて・・・・
もしかして、天国とはこんな所なのでは・・と思わせるような神々しい景色でした。
私達はこの絶景を目の前にしばし、ここに座り込み、言葉にできないほどの自然の美しさの中に身を委ねていました。
ここまで来て、120パーセントの満足感を得られたような気がしました。
いつまでもここにいたい気持ちでいっぱいでしたが、そろそろ折り返さないと・・。
帰りは、来た道を通って、フィルスト展望台へ戻ります。
バッハアルプ湖にはレストハウスもお店もありません。
帰りは右手に谷を見ながら歩きます。
こんな道を歩きます。そしてこの先がフィルスト展望台のレストハウスがあります。
振るかえるとこんな道を歩いてきました。
さて、すでに正午も過ぎていて、お腹がすいてきました。
先ほどのフィルスト展望台に戻ってきて、併設のレストランでお昼を取ることに・・。
焼きソーセージとポテトフライ。スイスでは、ソーセージに玉ねぎのデミグラスソースがかかって
いて、これもまたすごく美味しかったです。これは17スイスフラン(約1660円)だったと思います。
もう一度、フィルスト展望台から山々を眺め、胸に焼きつけて・・・・。
グリンデルワルト村に下りてきました。 ↓ヴェッターホルン
駐車場まで歩いてもどってきて・・
さて、今夜のお宿の街へ移動です。
アルプスの山々ともお別れ・・・。
またいつか、会いましょう・・・。ありがとう、さようなら・・・。