① チューリヒ [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月10日(水) チューリヒ
日本からスイスエアーの直行便でチューリヒへ到着する両親を迎えるため、私はデュッセルドルフ空港から13時半ごろのフライトで発ち、約1時間15分後チューリヒ空港の到着ロビーで待機しました。
日本からのフライトはチューリヒ16時頃到着予定。両親の到着までまだ1時間以上あったので、空港内のショッピンクモール「エアサイドセンター」を散策。チューリヒ空港内には「MIGROS」というスーパーマーケットもあり便利です。
ターミナル2の到着ロビーは大きなガラス張りになっていて、中のバゲージクレームの様子が見えるようになっています。今年81歳の父と70才の母。外国の空港で待ち合わせをするのには安心感のある空港でした。
ガラス越しに手を振ってお互いを確認。長旅の疲れか父がいつもよりやつれて見えたのは、単にもうとっくに充分年を取ってしまったということ・・年老いた両親を再確認。。。
さぁ、それでもなんとか元気にやって来た両親と無事落ち合い、タクシーでホテルへ。
街の中心を流れるリマト川
ミュンスター橋と聖母聖堂
ホテルはリマト川を挟んでバンホフ通りの反対側。わずかな時間でも町の名所が垣間見れる場所を選んでおきました。少しホテルで休んでいたら、母が「せっかくだから散歩に行きたいわ」と言い出し、一人でホテルで休んでいてもしかたないと父も行くと言い出し、時差のため日本時間ならもうとっくに夜中なのだけど、老体鞭打って散歩に行くことになりました。夕方6時ごろでしたが、6月のヨーロッパ、スイスはまだまだ日が高いのです。
聖ペーター教会St.Peterskirche (右)と聖母聖堂Fraumünster(左)
大聖堂Grossmünster
チューリヒ3回目の私はリマト川周辺の教会を見ながら、とりあえずチューリヒ湖まで案内。帰りは目抜き通りのバンホフ通りを通って、リンデンホフの丘から町を眺め、写真など撮りながらゆっくり歩いて1時間半ぐらいの散歩でした。
ケー橋の向こうはチューリヒ湖
チューリヒ湖 ここで小さかった子供達にアイスクリームを食べさせた思い出が。
チューリヒの目抜き通りのバーンホフ通り。菩提樹の並木道が続く約1キロ
リンデンホフの丘から旧市街の眺め
この日は平日。デュッセルドルフで仕事を終えた夫が後乗りでやって来ました。チューリヒ空港でレンタカーをし、ホテルで合流したのは22時半ごろ。両親には先に就寝してもらいました。
さて、明日からスイスアルプス目指してドライブです。 って・・運転手はご主人様なんですが・・・・
日本からスイスエアーの直行便でチューリヒへ到着する両親を迎えるため、私はデュッセルドルフ空港から13時半ごろのフライトで発ち、約1時間15分後チューリヒ空港の到着ロビーで待機しました。
日本からのフライトはチューリヒ16時頃到着予定。両親の到着までまだ1時間以上あったので、空港内のショッピンクモール「エアサイドセンター」を散策。チューリヒ空港内には「MIGROS」というスーパーマーケットもあり便利です。
ターミナル2の到着ロビーは大きなガラス張りになっていて、中のバゲージクレームの様子が見えるようになっています。今年81歳の父と70才の母。外国の空港で待ち合わせをするのには安心感のある空港でした。
ガラス越しに手を振ってお互いを確認。長旅の疲れか父がいつもよりやつれて見えたのは、単にもうとっくに充分年を取ってしまったということ・・年老いた両親を再確認。。。
さぁ、それでもなんとか元気にやって来た両親と無事落ち合い、タクシーでホテルへ。
街の中心を流れるリマト川
ミュンスター橋と聖母聖堂
ホテルはリマト川を挟んでバンホフ通りの反対側。わずかな時間でも町の名所が垣間見れる場所を選んでおきました。少しホテルで休んでいたら、母が「せっかくだから散歩に行きたいわ」と言い出し、一人でホテルで休んでいてもしかたないと父も行くと言い出し、時差のため日本時間ならもうとっくに夜中なのだけど、老体鞭打って散歩に行くことになりました。夕方6時ごろでしたが、6月のヨーロッパ、スイスはまだまだ日が高いのです。
聖ペーター教会St.Peterskirche (右)と聖母聖堂Fraumünster(左)
大聖堂Grossmünster
チューリヒ3回目の私はリマト川周辺の教会を見ながら、とりあえずチューリヒ湖まで案内。帰りは目抜き通りのバンホフ通りを通って、リンデンホフの丘から町を眺め、写真など撮りながらゆっくり歩いて1時間半ぐらいの散歩でした。
ケー橋の向こうはチューリヒ湖
チューリヒ湖 ここで小さかった子供達にアイスクリームを食べさせた思い出が。
チューリヒの目抜き通りのバーンホフ通り。菩提樹の並木道が続く約1キロ
リンデンホフの丘から旧市街の眺め
この日は平日。デュッセルドルフで仕事を終えた夫が後乗りでやって来ました。チューリヒ空港でレンタカーをし、ホテルで合流したのは22時半ごろ。両親には先に就寝してもらいました。
さて、明日からスイスアルプス目指してドライブです。 って・・運転手はご主人様なんですが・・・・
② ツェルマット [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月11日(木) ツェルマットへ
時差もあるため夜早め就寝した両親は、朝は早くから目が覚めていたよう・・
家族だけの車の旅は時間を気にしなくてよいストレスフリーです。準備ができたら出発、休みたい時に休憩。年老いた両親にはこの方法が肉体的、精神的に一番良いようです。(私にとってもですが・・)
さて、この日の行程はチューリヒ~ツェルマットへの移動。移動距離としては250キロくらいだと思いますが、峠越えがあります。ツェルマットにはのんびりと夕方までに着けば良いという予定です。
9時頃、チューリヒのホテルを出発。少し車を走らせると、生憎雨模様に・・・!中央スイスの湖の景色など車窓は雨のためどんより・・・。しばらくして車はアンデルマットまで高速道路を走ります。
アンデルマットは ドイツからチューリヒを通ってイタリアへ続く南北の鉄道路線と、フランスからローザンヌを経てオーストリアへ抜ける東西の路線が交差する地点にある町。氷河急行の路線の丁度中間地点です。また、周辺のフルカ、ゴッタルド、スーステンなどの峠から来る道が交わる所でもあり、今も昔も交通の要所となっています。
要所という割には、小さな町でしたが、オートバイで峠越えをする人やハイカーで賑わうだろうこの町はまだハイキング時期には少し早いせいか、静かなたたずまいでした。
アンデルマットの町
のどかなアンデルマット
アンデルマットでお茶休憩をした後、いよいよアンデルマット~オーバーワルトをまたぐフルカ峠へさしかかります。この峠はヨーロッパの分水嶺として昔から有名で峠の西側に降った雨や雪はローヌ渓谷を下り、レマン湖から地中海へ。東側に降った雨や雪はロイス川からフィーアヴァルトシュテッター湖を経由して、ライン川に傍流して北海へ。世界的に有名になった氷河急行の「氷河」という名前はこのフルカ峠を越えるときに眺められるローヌ氷河に由来しているそうです。現在の鉄道は新フルカトンネルを使って通過し、また氷河そのものも地球温暖化でかなり後退してしまって、列車が通っていた頃の絶景は写真や絵画でしか知ることはできないそう。
さて、アンデルマットから車を再び走らせると、まず荒涼としたウルスレンの谷。そして峠道に入っていきます。本格的な峠の上りになりヘアピンカーブの連続。上りは道幅もそんなに広くないところもあり、対向車が来たときはどちらかが道を譲らねばなりません。天気はどんよりとした曇で運転には大きな支障はないものの、景色はあまりきれいに見えません。
車をたびたびとめて撮影会。通ってきたウルスレンの谷
かなり上ってくると、雪に覆われた景色になってきました。峠の道はすでに開通してますが、まだ夏山の観光季節にはほんの少し早いので対向車もそんなに多くはありませんでした。車よりバイクが多く、どんどん追い越していきます。
助手席でちょっと緊張する峠越え
フルカ峠頂上付近
無事に峠を下ってから、しばらく平坦な道。ブリーク、フィスプを経由してまた少しづつ高度が上がっていきます。
ツェルマットへ近づくにつれ車窓はだんだん4000メートル級の山々が遠くに見えてきます。わくわくしますね。。
目指すは世界でも有数の山岳リゾートのツェルマット。
ツェルマットはガソリン車のない村なので車で行く場合は4.8キロ手前にあるテッシュTäsch駅に隣接された大きな駐車場に車を停めて、電車に乗り換えなければなりません。そこからはツェルマット駅まで電車で12分の距離です。
テッシュ駅の駐車場ターミナル
16時頃、ツェルマット到着。
この町がこれほどまでに有名なのは・・・答えはただひとつ。村の奥に堂々を聳え立つマッターホルン(4478M)が見えるから。この山を一目見たくて、両親(とくに母が・・)スイス旅行を希望していました。
その頃にはお天気はだいぶ回復していて、ツェルマットの村は晴れ。
駅近くのホテルにチェックインしたあと、村を散策。駅付近からはまだ彼は見えないんです・・・
駅から伸びるメイン通りのバーンホフ通り
2泊した駅近くのホテル 1階はレストラン
教会と市庁舎のあるドルフ広場
この教会辺りからやっと彼は目の前に・・・。左へ曲がると、マッター・フィスパ川に出ます。川にかかる橋から臨むと、雲はかかっていたけれど、
その堂々たる雄姿を現していました
両親もそれぞれカメラを構えて、出会えた喜びを分かち合っていました。
真っ白なマッターホルン・・感動します。。。
早めに取った夕食後、夫とふたりでまた散歩。7時半ごろだけれどまだまだめいっぱい日差しを浴びています。
時間が経つにつれ、雲がなくなり先端まで見えてきました。
20数年前にこの木の手すりがある橋で写真を撮ったことを思い出し、記念にパチリ
マッターホルン(4478m)ズームアップ
部屋に戻り、
ホテルの部屋のバルコニー側からわずかにマッターホルンが・・
正しい時間を忘れてしまったのですが、夫はすでにグーグー寝ていたし、10時ごろ・・だったかなぁ。。私ひとりでバルコニーからマッターホルンを堪能・・。
日没前の最後の光を浴びるマッターホルン・・・バルコニーからズームアップ
ああ、なんて凛々しく美しいんでしょう・・・・・・
時差もあるため夜早め就寝した両親は、朝は早くから目が覚めていたよう・・
家族だけの車の旅は時間を気にしなくてよいストレスフリーです。準備ができたら出発、休みたい時に休憩。年老いた両親にはこの方法が肉体的、精神的に一番良いようです。(私にとってもですが・・)
さて、この日の行程はチューリヒ~ツェルマットへの移動。移動距離としては250キロくらいだと思いますが、峠越えがあります。ツェルマットにはのんびりと夕方までに着けば良いという予定です。
9時頃、チューリヒのホテルを出発。少し車を走らせると、生憎雨模様に・・・!中央スイスの湖の景色など車窓は雨のためどんより・・・。しばらくして車はアンデルマットまで高速道路を走ります。
アンデルマットは ドイツからチューリヒを通ってイタリアへ続く南北の鉄道路線と、フランスからローザンヌを経てオーストリアへ抜ける東西の路線が交差する地点にある町。氷河急行の路線の丁度中間地点です。また、周辺のフルカ、ゴッタルド、スーステンなどの峠から来る道が交わる所でもあり、今も昔も交通の要所となっています。
要所という割には、小さな町でしたが、オートバイで峠越えをする人やハイカーで賑わうだろうこの町はまだハイキング時期には少し早いせいか、静かなたたずまいでした。
アンデルマットの町
のどかなアンデルマット
アンデルマットでお茶休憩をした後、いよいよアンデルマット~オーバーワルトをまたぐフルカ峠へさしかかります。この峠はヨーロッパの分水嶺として昔から有名で峠の西側に降った雨や雪はローヌ渓谷を下り、レマン湖から地中海へ。東側に降った雨や雪はロイス川からフィーアヴァルトシュテッター湖を経由して、ライン川に傍流して北海へ。世界的に有名になった氷河急行の「氷河」という名前はこのフルカ峠を越えるときに眺められるローヌ氷河に由来しているそうです。現在の鉄道は新フルカトンネルを使って通過し、また氷河そのものも地球温暖化でかなり後退してしまって、列車が通っていた頃の絶景は写真や絵画でしか知ることはできないそう。
さて、アンデルマットから車を再び走らせると、まず荒涼としたウルスレンの谷。そして峠道に入っていきます。本格的な峠の上りになりヘアピンカーブの連続。上りは道幅もそんなに広くないところもあり、対向車が来たときはどちらかが道を譲らねばなりません。天気はどんよりとした曇で運転には大きな支障はないものの、景色はあまりきれいに見えません。
車をたびたびとめて撮影会。通ってきたウルスレンの谷
かなり上ってくると、雪に覆われた景色になってきました。峠の道はすでに開通してますが、まだ夏山の観光季節にはほんの少し早いので対向車もそんなに多くはありませんでした。車よりバイクが多く、どんどん追い越していきます。
助手席でちょっと緊張する峠越え
フルカ峠頂上付近
無事に峠を下ってから、しばらく平坦な道。ブリーク、フィスプを経由してまた少しづつ高度が上がっていきます。
ツェルマットへ近づくにつれ車窓はだんだん4000メートル級の山々が遠くに見えてきます。わくわくしますね。。
目指すは世界でも有数の山岳リゾートのツェルマット。
ツェルマットはガソリン車のない村なので車で行く場合は4.8キロ手前にあるテッシュTäsch駅に隣接された大きな駐車場に車を停めて、電車に乗り換えなければなりません。そこからはツェルマット駅まで電車で12分の距離です。
テッシュ駅の駐車場ターミナル
16時頃、ツェルマット到着。
この町がこれほどまでに有名なのは・・・答えはただひとつ。村の奥に堂々を聳え立つマッターホルン(4478M)が見えるから。この山を一目見たくて、両親(とくに母が・・)スイス旅行を希望していました。
その頃にはお天気はだいぶ回復していて、ツェルマットの村は晴れ。
駅近くのホテルにチェックインしたあと、村を散策。駅付近からはまだ彼は見えないんです・・・
駅から伸びるメイン通りのバーンホフ通り
2泊した駅近くのホテル 1階はレストラン
教会と市庁舎のあるドルフ広場
この教会辺りからやっと彼は目の前に・・・。左へ曲がると、マッター・フィスパ川に出ます。川にかかる橋から臨むと、雲はかかっていたけれど、
その堂々たる雄姿を現していました
両親もそれぞれカメラを構えて、出会えた喜びを分かち合っていました。
真っ白なマッターホルン・・感動します。。。
早めに取った夕食後、夫とふたりでまた散歩。7時半ごろだけれどまだまだめいっぱい日差しを浴びています。
時間が経つにつれ、雲がなくなり先端まで見えてきました。
20数年前にこの木の手すりがある橋で写真を撮ったことを思い出し、記念にパチリ
マッターホルン(4478m)ズームアップ
部屋に戻り、
ホテルの部屋のバルコニー側からわずかにマッターホルンが・・
正しい時間を忘れてしまったのですが、夫はすでにグーグー寝ていたし、10時ごろ・・だったかなぁ。。私ひとりでバルコニーからマッターホルンを堪能・・。
日没前の最後の光を浴びるマッターホルン・・・バルコニーからズームアップ
ああ、なんて凛々しく美しいんでしょう・・・・・・
③ゴルナーグラート展望台 [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月12日(金) ゴルナーグラート展望台
マッターホルンの先端に雲がひっかかっているものの、まずまずのお天気。
9時過ぎの登山電車でツェルマットで1番人気の展望台、ゴルナーグラート展望台へ上ります。
ガイドブックには右側の座席を取るように書いてあったけど、6月上旬の登山電車はガラガラ、どこでも座りたい放題です!
すぐに勾配を上り始めますが、右手にこんな風にマッターホルンが見え始めます。
ツェルマットの村から見る山とは角度が変わります。
村から見ていた時は凛々しい雄姿の彼だったのですが、この角度から見える山はエレガントなドレスを着た美しい貴婦人のようです。
車窓は白く雪をかぶった4000m級の山々を望みながら、約40分ほどでゴルナーグラート展望台終点駅(3089m)に到着します。気温は2度。一気に真冬の寒さでセーター、ヤッケを着込みます。
ゴルナーグラートから見たマッターホルン(4478m)のズームアップ。山に裂け目があってそこから噴煙を吐き出しているようにも見えました。そしてこの時期のマッターホルンの表情は太陽があたる側面によって、左半分が黒、右半分が白のツートン模様が入っているように見えました。
ゴルナー氷河
展望台から見える景色は白銀の世界。表情豊かな4000m級の山々と氷河の流れるような曲線。
一際目立つマッターホルンはその視界の右手に孤独に凛と聳え立っていました。
記念写真を撮っている両親のシルエット公開・・
ここまでやって来た・・・という満足な表情でした。
81歳の父と70歳の母。
心ゆくまで山々を眺めたあと展望台のレストランで温かい飲み物で休憩したあと、登山電車で下山します。
この時期のマッターホルン周辺のハイキングコースはまだ残雪があり、花の時期にもまだ少し早く、2500m以上のところではハイキングはできません。ガイドブックには6月上旬からと書いてあるものが多いのですが、もしかしてまだハイキングには早いかもと懸念し始めたのが予約もとっくにすませている出発の1ヶ月ほど前でした。
そこで2200mのリッフェルアルプ辺りなら歩けるのではと、リッフェルアルプ駅で降りることにしました。
グリュンゼー(条件良ければ逆さマッターホルンが見られるという小さな湖)を目指してゆっくりと歩くことにしました。
しかし、途中は水辺があり、
雪が残っている場所もあり、
緩い上りもありで年老いた両親と一緒ではちょっと大変でした。両親は歩みがゆっくりなので時間ばかりどんどん経過してしまって、目的地にたどりつくにはガイドブックの時間どころか相当かかってしまいそうでした。
道もグリンデルワルトのハイキングコースのように明るく整備されているという雰囲気ではなく、もう少し荒々しい感じでした。
まだまだ上りが続くと見て、疲れて休んでいる両親の様子を見て引き返すことにしました。
途中では咲き始めたいろいろなお花を見て写真に収めたり、少しの間ハイキング気分も味わえたのでそれもよしとしました。
可愛らしいアルプスの花達が可憐に咲いていました。
リッフェルアルプ駅に戻ってきて、駅の裏手にあるレストランで昼食をとりました。
マッターホルンも正面に見渡せるので、ここでのんびり過ごしました。
お昼休憩したあと、両親は登山電車でふもとのツェルマットへ降りてホテルで休んでもらうことにし、私たち夫婦はそこからホテルまで歩いて降りることにしました。
私たちはかなり急な下り道をどんどん進んでいきました。
高度が下がって行くと、次第にお花も増えていきます。歩いてとても気持ちよかったです。
ツェルマットの村に近くなると、こんな花畑が広がっていて、とても綺麗でした。
夫婦でどんどん歩き、ホテルまで2時間ほどかかりましたが、とても気持ちよいハイキングになりました。
マッターホルンの先端に雲がひっかかっているものの、まずまずのお天気。
9時過ぎの登山電車でツェルマットで1番人気の展望台、ゴルナーグラート展望台へ上ります。
ガイドブックには右側の座席を取るように書いてあったけど、6月上旬の登山電車はガラガラ、どこでも座りたい放題です!
すぐに勾配を上り始めますが、右手にこんな風にマッターホルンが見え始めます。
ツェルマットの村から見る山とは角度が変わります。
村から見ていた時は凛々しい雄姿の彼だったのですが、この角度から見える山はエレガントなドレスを着た美しい貴婦人のようです。
車窓は白く雪をかぶった4000m級の山々を望みながら、約40分ほどでゴルナーグラート展望台終点駅(3089m)に到着します。気温は2度。一気に真冬の寒さでセーター、ヤッケを着込みます。
ゴルナーグラートから見たマッターホルン(4478m)のズームアップ。山に裂け目があってそこから噴煙を吐き出しているようにも見えました。そしてこの時期のマッターホルンの表情は太陽があたる側面によって、左半分が黒、右半分が白のツートン模様が入っているように見えました。
ゴルナー氷河
展望台から見える景色は白銀の世界。表情豊かな4000m級の山々と氷河の流れるような曲線。
一際目立つマッターホルンはその視界の右手に孤独に凛と聳え立っていました。
記念写真を撮っている両親のシルエット公開・・
ここまでやって来た・・・という満足な表情でした。
81歳の父と70歳の母。
心ゆくまで山々を眺めたあと展望台のレストランで温かい飲み物で休憩したあと、登山電車で下山します。
この時期のマッターホルン周辺のハイキングコースはまだ残雪があり、花の時期にもまだ少し早く、2500m以上のところではハイキングはできません。ガイドブックには6月上旬からと書いてあるものが多いのですが、もしかしてまだハイキングには早いかもと懸念し始めたのが予約もとっくにすませている出発の1ヶ月ほど前でした。
そこで2200mのリッフェルアルプ辺りなら歩けるのではと、リッフェルアルプ駅で降りることにしました。
グリュンゼー(条件良ければ逆さマッターホルンが見られるという小さな湖)を目指してゆっくりと歩くことにしました。
しかし、途中は水辺があり、
雪が残っている場所もあり、
緩い上りもありで年老いた両親と一緒ではちょっと大変でした。両親は歩みがゆっくりなので時間ばかりどんどん経過してしまって、目的地にたどりつくにはガイドブックの時間どころか相当かかってしまいそうでした。
道もグリンデルワルトのハイキングコースのように明るく整備されているという雰囲気ではなく、もう少し荒々しい感じでした。
まだまだ上りが続くと見て、疲れて休んでいる両親の様子を見て引き返すことにしました。
途中では咲き始めたいろいろなお花を見て写真に収めたり、少しの間ハイキング気分も味わえたのでそれもよしとしました。
可愛らしいアルプスの花達が可憐に咲いていました。
リッフェルアルプ駅に戻ってきて、駅の裏手にあるレストランで昼食をとりました。
マッターホルンも正面に見渡せるので、ここでのんびり過ごしました。
お昼休憩したあと、両親は登山電車でふもとのツェルマットへ降りてホテルで休んでもらうことにし、私たち夫婦はそこからホテルまで歩いて降りることにしました。
私たちはかなり急な下り道をどんどん進んでいきました。
高度が下がって行くと、次第にお花も増えていきます。歩いてとても気持ちよかったです。
ツェルマットの村に近くなると、こんな花畑が広がっていて、とても綺麗でした。
夫婦でどんどん歩き、ホテルまで2時間ほどかかりましたが、とても気持ちよいハイキングになりました。
④マッターホルン 朝の光 [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月13日(土) 朝の光 モルゲンロートMorgenrot
ブログで交流させていただいているmint_teaさんの「アルペングリューエンのマッターホルン」記事を読んで以来、もし、また再びツェルマットへ行く機会があったら、必ず見てみたい・・・そう思っていました。
こんなに早くこの機会が訪れるとは。
早朝5時15分に目覚ましで起きた私はまずバルコニーのドアを開け外の様子を伺う。もう山々の向こうでは夜が明けているのか、でもまだうす暗いツェルマットの空。でも晴天に間違いない・・!
6月上旬のマッターホルンの山肌は真っ白な粉砂糖をかけたよう。だからまだ薄暗い空にも真っ白な姿がくっきりと浮かび上がっていました。
私は前日の夜、就寝前に「晴れてたら、見に行く?」と聞いておいたのだけど、夫は「いい。」(ノーということ。)というので、私ひとり、さっと着替えてカメラを持ち、部屋を出ました。ホテルの玄関のシステムロックをはずして、通りに出ると、
村はまだ静まり返っていました。
足早に川の方へ行くと、人がちらほらもう集まっています。よく見ると、それはほとんど日本人!
それもツアーのご年配の方ばかり・・・。私がきっと一番若い・・かな!
私は人があまりいない石垣のところに腰を下ろし、
静かな時を待ちました。
一筋の透き通るようなローズ色のような光・・
今ここで一番高いところから太陽の恩恵を受けていきます・・
言葉もなく、ただじっと地球にもたらす恵みを感じています・・
この自然の神秘的な美しさは太古の昔から繰り返されている儀式・・
柔らかな透明なローズ色は、輝く原石のように黄金色に変えていく・・
次第に他の山々にも恩恵が与えられ、村も目が覚めていく・・
柔らかな黄金色の透明な光は次第に真っ青な空の色に吸い込まれていき・・村は今日という一日が始まる・・
やはりこの感動、夫にも見せたかった・・・寝てる場合じゃなかったよぉ・・
ブログで交流させていただいているmint_teaさんの「アルペングリューエンのマッターホルン」記事を読んで以来、もし、また再びツェルマットへ行く機会があったら、必ず見てみたい・・・そう思っていました。
こんなに早くこの機会が訪れるとは。
早朝5時15分に目覚ましで起きた私はまずバルコニーのドアを開け外の様子を伺う。もう山々の向こうでは夜が明けているのか、でもまだうす暗いツェルマットの空。でも晴天に間違いない・・!
6月上旬のマッターホルンの山肌は真っ白な粉砂糖をかけたよう。だからまだ薄暗い空にも真っ白な姿がくっきりと浮かび上がっていました。
私は前日の夜、就寝前に「晴れてたら、見に行く?」と聞いておいたのだけど、夫は「いい。」(ノーということ。)というので、私ひとり、さっと着替えてカメラを持ち、部屋を出ました。ホテルの玄関のシステムロックをはずして、通りに出ると、
村はまだ静まり返っていました。
足早に川の方へ行くと、人がちらほらもう集まっています。よく見ると、それはほとんど日本人!
それもツアーのご年配の方ばかり・・・。私がきっと一番若い・・かな!
私は人があまりいない石垣のところに腰を下ろし、
静かな時を待ちました。
一筋の透き通るようなローズ色のような光・・
今ここで一番高いところから太陽の恩恵を受けていきます・・
言葉もなく、ただじっと地球にもたらす恵みを感じています・・
この自然の神秘的な美しさは太古の昔から繰り返されている儀式・・
柔らかな透明なローズ色は、輝く原石のように黄金色に変えていく・・
次第に他の山々にも恩恵が与えられ、村も目が覚めていく・・
柔らかな黄金色の透明な光は次第に真っ青な空の色に吸い込まれていき・・村は今日という一日が始まる・・
やはりこの感動、夫にも見せたかった・・・寝てる場合じゃなかったよぉ・・
⑤ツェルマット~グリムゼル峠~グリンデルワルト [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月13日(土) ツェルマット~グリムゼル峠~グリンデルワルトへ
早朝、マッターホルンの朝焼けモルゲンロートMorgenrotを堪能してすっかり満足のわたし・・。
たま~にアマノジャクの夫、可愛そうに・・。
まだ人も歩いていないツェルマットの村も散歩できた。
それはそうと、この日の予定はお天気なども配慮して、午前中は別の展望台に上ってマッターホルンを見てもよいと考えていたのだけど、昨日素晴らしいマッターホルンを拝めたので、急遽夫の計らいでグリンデルワルトへ周ってベルナーオーバーラントの山々を見に行こう!ということになった。そこには、やはり日本人観光客なら必見のアイガー、メンヒ、ユングフラウの名峰3山があるのです。この日は朝からお天気が最高に良かったので絶対にアイガー北壁が拝めるとふんだのです。
両親にとっては願っても無い嬉しいおまけがつきました。夫よ、アマノジャクなんて言ってごめんよ・・ドライバーたるもの、睡眠たっぷりとって体力温存は重要な任務だったね・・
なんせ、私達夫婦は昨年の夏にも子供達を連れてグリンデルワルトに行っていて、(記事はこちら)
これで夫は5回目、私は4回目ということに・・。私はいいけど・・。ラッキー♪
ドライバーしてくれる夫にやっぱり大感謝♪
ツェルマットからインターラーケンへはグリムゼル峠を越えて行きます。こちらもものすごいヘアピンカーブです。
峠を越えると、牧歌的なベルナーオーバーラントの景色になりました。
何度来ても、何回見てもこの山々は素晴らしい♪大好きです♪
グリンデルワルト駅越しに見えるアイガー
また出会えたアイガー様!
ヴェッターホルン様!
グリンデルワルト駅の近くの駐車場に車を停めて、登山電車でクライネシャイディック(2061m)へ上ります。
「♪世界の車窓から♪」お楽しみください。
クライネシャイディック(2061m)到着。
お天気が良いのでズームアップで3454mのユングフラウヨッホのスフィンクス展望台がはっきりと。
アイガー北壁を望めるレストランでお昼休憩。
両親も目の前に迫るアイガー北壁に大感動!
この日は土曜日。父はあまりの感動でここから日本にいる自分の息子(私の弟)に、持ってきた携帯電話で「今、アイガー北壁の前にいるんだけど、すごいんだよーー」っていう具合に電話をかけていました。
まぁ、この感動伝えたい気持ちわかりますが・・
しばし、この眺めを堪能したあと、またグリンデルワルトまで登山電車で下りて、車に乗り込み、次はこの日の宿泊先であるルツェルンへ。
夕日に輝くルツェルン湖(フィーアヴァルトシュテッター湖)とカペル橋
翌日はルツェルンから中央スイスの山を訪ねます・・・。
早朝、マッターホルンの朝焼けモルゲンロートMorgenrotを堪能してすっかり満足のわたし・・。
たま~にアマノジャクの夫、可愛そうに・・。
まだ人も歩いていないツェルマットの村も散歩できた。
それはそうと、この日の予定はお天気なども配慮して、午前中は別の展望台に上ってマッターホルンを見てもよいと考えていたのだけど、昨日素晴らしいマッターホルンを拝めたので、急遽夫の計らいでグリンデルワルトへ周ってベルナーオーバーラントの山々を見に行こう!ということになった。そこには、やはり日本人観光客なら必見のアイガー、メンヒ、ユングフラウの名峰3山があるのです。この日は朝からお天気が最高に良かったので絶対にアイガー北壁が拝めるとふんだのです。
両親にとっては願っても無い嬉しいおまけがつきました。夫よ、アマノジャクなんて言ってごめんよ・・ドライバーたるもの、睡眠たっぷりとって体力温存は重要な任務だったね・・
なんせ、私達夫婦は昨年の夏にも子供達を連れてグリンデルワルトに行っていて、(記事はこちら)
これで夫は5回目、私は4回目ということに・・。私はいいけど・・。ラッキー♪
ドライバーしてくれる夫にやっぱり大感謝♪
ツェルマットからインターラーケンへはグリムゼル峠を越えて行きます。こちらもものすごいヘアピンカーブです。
峠を越えると、牧歌的なベルナーオーバーラントの景色になりました。
何度来ても、何回見てもこの山々は素晴らしい♪大好きです♪
グリンデルワルト駅越しに見えるアイガー
また出会えたアイガー様!
ヴェッターホルン様!
グリンデルワルト駅の近くの駐車場に車を停めて、登山電車でクライネシャイディック(2061m)へ上ります。
「♪世界の車窓から♪」お楽しみください。
クライネシャイディック(2061m)到着。
お天気が良いのでズームアップで3454mのユングフラウヨッホのスフィンクス展望台がはっきりと。
アイガー北壁を望めるレストランでお昼休憩。
両親も目の前に迫るアイガー北壁に大感動!
この日は土曜日。父はあまりの感動でここから日本にいる自分の息子(私の弟)に、持ってきた携帯電話で「今、アイガー北壁の前にいるんだけど、すごいんだよーー」っていう具合に電話をかけていました。
まぁ、この感動伝えたい気持ちわかりますが・・
しばし、この眺めを堪能したあと、またグリンデルワルトまで登山電車で下りて、車に乗り込み、次はこの日の宿泊先であるルツェルンへ。
夕日に輝くルツェルン湖(フィーアヴァルトシュテッター湖)とカペル橋
翌日はルツェルンから中央スイスの山を訪ねます・・・。
⑥最終回 ピラトゥス [ドライブで行くスイスアルプス2009年6月]
2009年6月15日(日) ピラトゥス
この日はこのスイスドライブ旅行4泊5日の最終日。
チューリヒ空港発19時40分のデュッセルドルフ行きに乗るので、それまでには余裕を持って空港でレンタカーを返す必要があります。
今回のレンタカーは夫の話によると、ベンツのリクエストを出していたのだけど、アップグレードしてアウディA6に。スーツケースなどの荷持つも入りやすく、山道を走るのに十分な馬力でした。レンタカーの代金は保険代も含めて740ユーロ+ガソリン代(約1万円くらい)だったそうです。それに、停まるごとに支払う駐車場代などもちょこちょこかかりますね。
ルツェルンの街観光はほとんどすることができせんでしたが、代わりに、我々夫婦もまだ上ったことのない、ルツェルンエリアの山の展望台へ行こう!ということになりました。
日本人には馴染みが薄いけれど、ルツェルン湖(フィーアヴァルトシュテッター湖)周辺にはリギ、ピラトゥス、ティトゥリス、エンゲルベルクなどの山々があり、大パノラマを望む展望台や風光明媚なハイキングコースもたくさんあるそう。展望台の南側からは、地平線いっぱいに壮大なアルプス山脈が望めるといいます。
私達が選んだのはピラトゥス(2132m)という山。ガイドブックによると、この地方の伝説によれば、キリストに処刑を宣告したローマ総督ポンティウス・ピラトの亡霊が各地をさまよった挙句にこの地にたどり着き、そしてこの山に誰かが登ろうとすると嵐を起こしたという・・・。
実際に中世まではこの伝説のため登山は禁止されていたのだそうです。
さぁ、そんな伝説など全く気にも留めず、朝食後チェックアウトし、車で20分~30分でアルプナハシュタットAlpnachstad駅に行き、駐車場に車を停める。そしてそこから世界一急勾配の登山電車でピラトゥス山展望台を目指します。
驚くことに、19世紀に開通したというこの世界一急勾配の登山電車は乗り込むホームも急勾配の階段。最高勾配率は48度です。座席はジェットコースターのように上を向いて斜めになるわけではなく、もちろん水平に保たれるように作られている電車です。
気持ちの良い森の中を抜けていくと、眼下に湖が広がっていきます。上に行くにしたがって岩肌がむき出しになってきてやはり伝説の山らしい荒々しい姿を現してきます・・。前の電車が上がっていくのを見ると、かなりなスリル。30分で終点の展望台へ到着します。
フィーアヴァルトシュテッター湖(ルツェルン湖)の美しい景色
湖の中に島が浮かんでいるみたい・・すごく綺麗な景色に感動!
ルツェルンの街ズームアップ
アルプス山脈ズームアップ
さらに、高い展望台へ私達夫婦だけ徒歩10分の急な階段でのぼりました。
そこからの眺め・・
アルプス山脈ズームアップ。雪をかぶったスイスアルプス・・綺麗だな~~
クルムホテル
どこからかホルンの音色・・ズームアップすると・・!
こちらが昨日目前で眺めたベルナーオーバーラントの山々。あれがアイガー
帰りは40分ほどかけて下ります。単線なので途中のポイントで行き違います。
また車に乗り込み出発。 向かった次のこの湖は・・・?
これはルツェルン湖ではなく、チューリヒ湖。この旅の最終地点。
チューリヒ湖で始まり、チューリヒ湖で終わり。
夏模様のチューリヒ湖でのんびり。
車でチューリヒの街を一回りして車窓で観光し、その後チューリヒ空港へ。。。
4泊5日、お天気にも恵まれ、マッターホルン、アイガー、ヴェッターホルン、メンヒ、ユングフラウ、ピラトゥス・・・などなどスイスの山々を堪能できました。日本からやって来た年老いた両親も大満足。
両親が元気で、素晴らしい風景を一緒に感動できたことを幸せに思いました。
ただただ・・・海外の食事に慣れない両親は和食が恋しく、そろそろ限界・・・。
さぁ、デュッセルドルフの我が家へ行って、おにぎりに漬物、お味噌汁?
それともまずは父の大好きなカレーライスでも食べましょうか。。。。
ドライブで行くスイスアルプス①~⑥ お付き合いいただきましてありがとうございました。
この日はこのスイスドライブ旅行4泊5日の最終日。
チューリヒ空港発19時40分のデュッセルドルフ行きに乗るので、それまでには余裕を持って空港でレンタカーを返す必要があります。
今回のレンタカーは夫の話によると、ベンツのリクエストを出していたのだけど、アップグレードしてアウディA6に。スーツケースなどの荷持つも入りやすく、山道を走るのに十分な馬力でした。レンタカーの代金は保険代も含めて740ユーロ+ガソリン代(約1万円くらい)だったそうです。それに、停まるごとに支払う駐車場代などもちょこちょこかかりますね。
ルツェルンの街観光はほとんどすることができせんでしたが、代わりに、我々夫婦もまだ上ったことのない、ルツェルンエリアの山の展望台へ行こう!ということになりました。
日本人には馴染みが薄いけれど、ルツェルン湖(フィーアヴァルトシュテッター湖)周辺にはリギ、ピラトゥス、ティトゥリス、エンゲルベルクなどの山々があり、大パノラマを望む展望台や風光明媚なハイキングコースもたくさんあるそう。展望台の南側からは、地平線いっぱいに壮大なアルプス山脈が望めるといいます。
私達が選んだのはピラトゥス(2132m)という山。ガイドブックによると、この地方の伝説によれば、キリストに処刑を宣告したローマ総督ポンティウス・ピラトの亡霊が各地をさまよった挙句にこの地にたどり着き、そしてこの山に誰かが登ろうとすると嵐を起こしたという・・・。
実際に中世まではこの伝説のため登山は禁止されていたのだそうです。
さぁ、そんな伝説など全く気にも留めず、朝食後チェックアウトし、車で20分~30分でアルプナハシュタットAlpnachstad駅に行き、駐車場に車を停める。そしてそこから世界一急勾配の登山電車でピラトゥス山展望台を目指します。
驚くことに、19世紀に開通したというこの世界一急勾配の登山電車は乗り込むホームも急勾配の階段。最高勾配率は48度です。座席はジェットコースターのように上を向いて斜めになるわけではなく、もちろん水平に保たれるように作られている電車です。
気持ちの良い森の中を抜けていくと、眼下に湖が広がっていきます。上に行くにしたがって岩肌がむき出しになってきてやはり伝説の山らしい荒々しい姿を現してきます・・。前の電車が上がっていくのを見ると、かなりなスリル。30分で終点の展望台へ到着します。
フィーアヴァルトシュテッター湖(ルツェルン湖)の美しい景色
湖の中に島が浮かんでいるみたい・・すごく綺麗な景色に感動!
ルツェルンの街ズームアップ
アルプス山脈ズームアップ
さらに、高い展望台へ私達夫婦だけ徒歩10分の急な階段でのぼりました。
そこからの眺め・・
アルプス山脈ズームアップ。雪をかぶったスイスアルプス・・綺麗だな~~
クルムホテル
どこからかホルンの音色・・ズームアップすると・・!
こちらが昨日目前で眺めたベルナーオーバーラントの山々。あれがアイガー
帰りは40分ほどかけて下ります。単線なので途中のポイントで行き違います。
また車に乗り込み出発。 向かった次のこの湖は・・・?
これはルツェルン湖ではなく、チューリヒ湖。この旅の最終地点。
チューリヒ湖で始まり、チューリヒ湖で終わり。
夏模様のチューリヒ湖でのんびり。
車でチューリヒの街を一回りして車窓で観光し、その後チューリヒ空港へ。。。
4泊5日、お天気にも恵まれ、マッターホルン、アイガー、ヴェッターホルン、メンヒ、ユングフラウ、ピラトゥス・・・などなどスイスの山々を堪能できました。日本からやって来た年老いた両親も大満足。
両親が元気で、素晴らしい風景を一緒に感動できたことを幸せに思いました。
ただただ・・・海外の食事に慣れない両親は和食が恋しく、そろそろ限界・・・。
さぁ、デュッセルドルフの我が家へ行って、おにぎりに漬物、お味噌汁?
それともまずは父の大好きなカレーライスでも食べましょうか。。。。
ドライブで行くスイスアルプス①~⑥ お付き合いいただきましてありがとうございました。