ここはパリ・・？

私があらかじめ予約しておいたホテルはオペラ座とルーブルのちょうど真ん中ぐらいのとてもリーズナブルなプチホテル。パリ中心部のホテルは高い。場所にこだわって探しているうち、古くて、設備が整っているわけではないけれど、場所の便利さを考えれば、かなりのお値打ち、でもちょっと趣のある小さなホテルを予約することができました。

そこは目の前にこんなレストランがあり・・。



ほかにもラーメン屋さんもお寿司やさんもすぐ近く。「ええっ！？せっかくのパリなのに・・。」っていう感じなのですが、食事のほとんどを和食で過ごしました。
昼間の観光で疲れている両親には夜フランス料理のお店へ行くのは大変だし、先日までのスイス旅行で連日のスイス料理に疲れていたし、ここは無理せず楽な和食へ。
もともとチーズ、バター、牛乳、クリームなど乳製品全般が苦手な母、母の手料理が世界一って思いこんでいる父にとってもこの方がありがたかったようで・・。

実際、パリ1日目、オープンバスでパリグランドツアーコースを2週してホテルに戻ったのは、もう20時ごろ。近くに和食のお店があるからホント助かりました・・。

こんなお店が軒を連ねる界隈、パリにいらした方ならどの辺りがご存知のはず。
シングルベッド３つをリクエストして、一泊一部屋120ユーロ。（朝食別。８ユーロでパンと飲み物）
Hotel　Opera　Maintenonはとてもリーズナブルでした。


さて、2日目はお目当てのルーブル美術館へ。ホテルからゆっくり歩いて15分ぐらいでした。どのガイドブックにもチケットを買うのに並ぶと書いてあるので開館の30分前、8時半にルーブル美術館のピラミッドに到着しました。もうかなりの人が並んでいました。

朝のルーブル


並ばずに入れるミュージアムパスを予め買っておくか迷いましたが、時間的、体力的に美術館はルーブルだけ、予定がスムーズに行けば、最後の日の3日目にヴェルサイユに行ければよいと思っていたぐらいなので、行けた所だけチケットをそれぞれ買えばよいということにしました。

朝のルーブルの中庭は清清しい。
当初は都を守るために作られた中世の砦。後に王宮となってからも目まぐるしく姿を変えてゆき、フランス革命期の1793年、美術館となりました。ルーブルの外観は荘厳でとても美しいですね。

この写真は前日のオープンバスから撮影したもの。




私が並んでいる間、父は噴水のところに腰を下ろして、母は熱心に中庭で写真などを撮っていました。9時になるとガラスのピラミッドの入り口が開き、エスカレーターで地階のナポレオンホールへ下がっていきます。チケット売り場が何箇所かあり、そこでは５分ぐらい待っただけでチケットを買うことができました。
さぁ、両親が訪れたかったルーブル美術館です。約30万点のコレクションを誇り、常時3万5千点が展示されている世界屈指の大美術館。これを見るだけでも、数日？1週間？1ヶ月かかることでしょう。

ユルユル旅敢行中の私達は「モナ・リザ」はもちろんのこと、ルネサンス絵画が一堂に会するドノン翼の2階、「ルーブル美術館必見の10点」を中心に「ルーブルの中のルーブル」だけを鑑賞。約1時間半ぐらいを予定しました。

フラッシュ禁止なので写真がボケボケです。


「サモトラケのニケ」


「ナポレオン１世の戴冠式」　ダビッド


「民衆を導く自由の女神」ドラクロワ


「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチ


などなど・・。


美術館は本当に広いのでその中だけでも随分歩きます。私は父を心配しつつ、時々ソファーに座ってもらったりしてなるべくゆっくり見学しました。

モナリザの部屋はやはりたくさんの人だかり・・。


つづく・・。

コメント 18

今のフランス料理って、和食に影響受けてる感じのお食事を
よく見かけますね。パリでお寿司屋さんとかに入ってみたかった
んですけど、チャンスを逃してしまいました。
きっとここは、ちゃんとした和食屋さんなのですね。
ホテル近くに美味しいお店があって、良かったですね。毎日
こってりでは、お腹が疲れますものね。
美術館や博物館は、歩くだけでもかなり疲れますから、ソファーに
座れると嬉しいですね。

by nachic (2009-10-07 19:14) 

我が家もパリ滞在中はフレンチではなくべトナミーズにいきました。
旅の疲れに脂っこいお料理は本当に後になって体調を崩します。その為に折角の旅行が台無しになるのは嫌ですものね。和食ばかりでも賢明な御判断だったと思います。オペラ座にあるうどん屋の「国虎」は高知のお店なんですよ。本店が高知の安芸、支店がパリというのがちょっと笑えます。笑。次回是非行って食べてきて下さい♪
by Otonari-san in Robert (2009-10-07 19:54) 

美術館は、時間があればゆっくり楽しみたいですが、
なかなかそんなわけにもいかず・・・ですね。
バリで和食、、私もそうなるかもです（＾－＾）

by 夢空 (2009-10-07 20:05) 

ルーブル広いですもんね～めぎもソファーを愛用しました。もう7年くらい前に母と一緒に行ったんですが、冬でしたからあまり並ばずに済みました。夏はにぎやかでしょうね。
旅行先でやっぱり和食が恋しくなりますよね～私もこちらで一週間も旅行していると、中華でもいいから醤油味が欲しい！と感じます。うちに帰ると第一日目は必ず日本食にします。
なんだかパリにいきたくなっちゃったわ・・・でも、しばらく機会が無さそうです。
by めぎ (2009-10-07 20:10) 

私たちは前の「ひぐま」でラーメンを食べました＾＾；
by Baldhead1010 (2009-10-08 06:05) 

ルーブル・・・いつか行ってみたいです。
by gehirn (2009-10-08 08:21) 

私も、欧州料理に飽きると、中華料理へいきます（和食は、ちょっと高くて手が出ませんので＾＾）。
by Krause (2009-10-08 09:30) 

美味しい和食屋さんがホテルの近くにあって良かったですね。
毎日脂っこい料理ばかりが続くと健康な人でも体調が悪くなる時がありますものね。
ルーブルは広すぎて足は疲れるし、大きな作品が多いので上ばっかり見ていて首も痛くなっちゃいますよね。
by miffy (2009-10-08 13:19) 

ゆるゆるお疲れ様！　この場所のホテル、正解でしたね。旅先で一人でも体調を崩したら大変ですものね。
お目当ての作品ご覧になれて良かったですね＾－＾）
by もとこさん。 (2009-10-08 21:51) 

海外でこんな日本語を目にしたらホ～ットしちゃいますよね。
ルーブル美術館いいなぁ～ダビンチコードでみたガラスのピラミッド！きれいですね。やっぱりレオナルド先生は画像から見ても感激ですよ、ありがとうございます。（*＾-＾*） ニッコリ☆ いつか本物みたいです。

by マリエ (2009-10-08 23:10) 

良い場所にホテルが見つかりましたね。
目の前だったら一日歩いて疲れててもすぐに食べにいけますよね～。
私がパリで食べたのは韓国料理♪
初めて食べて、かなり美味しく思ったのを覚えてます。
馴染みやすくって、ちょっと目新しくって♪
by Inatimy (2009-10-09 03:49) 

＞nachic さま
この写真のお店は讃岐うどんのお店でとても気軽でした。写真にも写っていますが、けっこうフランス人も多いですね。美術館では移動するたびに父をソファーに座らせてました（＾＾）

＞Otonari-san in Robert さま
ベトナム料理ですか・・実は私食べたことがないんです（＾＾）フランスでは
ベトナム料理美味しいのでしょうね～
国虎屋さん、目の前だったので入りましたよ。高知ということでちょっとおもしろくて。

＞夢空さま
私としては、美術館ではゆっくり鑑賞してみたかったのですが・・。「１時間でまわるルーブル必見の・・」を参考にしながら無駄なく移動しました（＾＾；）

＞めぎさま
めぎさんもお母様とルーブルにいらしたんですね！
こちらの食事に慣れているめぎさんでも恋しくなるんですね！我家も中華は利用します。和食がない小さな町でも中華なら１軒ぐらいありますよね～
私も帰国すると、まず炊きたてのご飯にお味噌汁、つけものを食べます。
めちゃくちゃ日本人だわ～～

by rino (2009-10-11 11:19) 

＞ Baldhead1010 さま
ホテルのすぐ近くが「ひぐま」でした。いつも行列ができていました。
お値段も手ごろでボリュームたっぷりでしたね。

＞ Krause さま
今回の旅で、パリにはお手ごろ値段の気軽なお店がたくさんあることを発見しましたよ（＾＾）お味は・・？ですが、それでもお箸で食事が取れるので楽でした（＾＾；）

＞ miffy さま
ホテルの近くっていうのがポイントでした。どこに入ろうかと、アレコレ迷って歩くのも大変なので、すごく便利でした（＾＾；）
美術館もたくさん見て歩くのは大変ですので、ずいぶん厳選しました（＾＾；）

＞ もとこさんさま
本当にゆるゆる旅でした・・・（＾＾；）それでも楽しく気軽になんとか旅の目標を達成することができました（＾＾）

＞マリエさま
ダビンチコードはルーブルでロケをしたんですよね。
私もダビンチコードは本も読みましたし、映画も観ました。面白かったですよね。いつかルーブルにもいらっしゃれるといいですね♪

＞Inatimy さま
私も以前パリで韓国料理にも入った記憶があります。もう場所は覚えていないのですが。チヂミなど馴染みやすいお料理を食べてほっとした記憶が・・。今回はホテルの場所はこだわって正解でした（＾＾；）
by rino (2009-10-11 11:31) 

海外の日本食店って、コレはニホンショク？って思う時もありますが、疲れた時には重宝しますよね。私も両親とスイスで一度日本風料理店に行きました。ホテルも便利な場所が一番ですよね。ルーヴルのピラミッドを見ると、私もダ・ヴィンチ・コードを思い出します。
by mint_tea (2009-10-13 22:20) 

慣れない場所でも、和食があるとホッとしますょね＾＾
お母さまのお料理が世界一、素敵なお父さまですね～♡
とっても優しい気持ちになりました♪
by hatsu (2009-10-14 15:34) 

ルーブル必見の絵。私もどこかで見たことのある絵ばかり。
でも、フラッシュNGでも撮影させてもらえるのは、何か得した気分になりますね。
モナリザの絵はどんな絵かわかっていても、実際に見ると興奮してしまうような気がします。(*^_^*)
ピラミッドはチケット売り場ですか・・・随分斬新なデザインなのですね。
日当たり良いから明るい気分にはなりそうですが、そりゃ物議はかもすわな(^^;)


by 自由人 (2009-10-16 17:11) 

パリのホテルにしては、格安だしロケーションも良さそうですね。オペラ界隈に日本街ありますね～。和食のお店にはまだ入ったことないんです。この辺りなら、正真正銘の和食の美味しいお店がありそうですね。rinoさんのお勧めのお店、ぜひ教えてください！ベルギー人の友達と会うと、和食のお店に行きたがるので...。
ルーブル、懐かしいです。パリへ行き始めた初期の頃に、美術館には2度入ったきりです。広くて観光客も多いので、入るのも見るのも気合入れて行かなきゃいけないですよね!?モナリザも他の作品も、綺麗に撮れていますよ～☆
by Mimosa (2009-10-21 07:24) 

>mint_tea さま
パリには日本食のお店がたくさんあり、それなりの所もありますが、私達が行ったリーズナブルなお店はやはり日本から来た両親にはたしかに、「コレはどうも味が・・・？？」と思うものばかりだったようです。私は海外で日本食が食べられるだけでもありがたいのだから贅沢は言わないで・・・って思いましたが（＾＾；）


＞hatsu さま
両親はお互い同郷出身なので母の味付けも父にとっては幼い頃からの魂の味。多くの味付けを知らないってことかもしれませんが、こういう海外旅行のときは厄介でした～～（＾＾；）

＞自由人さま
モナリザの絵の前の警備と言ったらすごかったです。防弾ガラスに覆われていて、近付くこともできず、常にガードマンが2~3人立ちはだかっていました。昔来たときはこんなに厳重だったかしら～？と思ったほど。
でもやっぱり人だかりはﾋﾟｶ一でした（＾＾）

＞ Mimosa さま
今回和食のお店は本当にホテルの近くにあったお店に入りました。
美味しいかどうかは・・？ちょっと疑問ですが、、私は「海外で食べる和食はこんなもの。」と思えるのですが。。。
美術館に入るには、気合、いりますよね！時間がたっぷりなくては、どうしてもゆっくり見学することができませんね。私もルーブル2度目なのです。
一度は主人と子供だけ入ってもらって、当時小学生の子供にモナリザなどを見せたそう。でも子供はもう覚えてないんですよねーー。
私はその間、別行動で一人でパリの街を散策買い物してました（＾＾）
by rino (2009-10-26 18:05)