イランの食べ物 [イラン滞在記1995年~99年]
イラン人ってどんなものを食べているんだろう?
どんな連想をしますか?
胡麻、胡椒、胡瓜、胡桃・・・・・・胡のつくものは大昔
胡の国ペルシャからやってきたというお話があります。
四季のあるイランは果物、野菜はとても豊富です。
牛肉、鶏肉、羊肉・・・
そう、豚肉は宗教上どうしても手に入りません。
ハーブやサフラン、トマト、塩、での味付けは一般的。
辛いものや所謂カレーは滞在中見かけませんでした。
イランでは お米とナンが主食です。
ナンをはじめとする所謂パンは日常的ですが、
お米料理はイランではナンより豪華でご馳走でもあります。
イラン人にとっては米はちょっと高価ですので、
ごく普通の生活のイラン人でも毎日は食べられないものです・・
(注:ごく普通の生活のイラン人・・と言っても日本の普通とはずっと質素な生活です。)
イラン米は日本米のように粘りがあるものとは違い、ちょっと細長いパラっとした米です。
そして、独特の香りがあります。
この香りというのをブログでは説明できないのがとても残念なのですが、
とても香ばしくて、なんとも言えない甘味のあるような、それは美味しい香りなのです
日本人の中には、西洋料理よりイラン料理の方が受け付ける・・という方は
多いのではないでしょうか。
イランの家庭料理も意外とヘルシーで美味しいお料理があるのですが、
まず、一番初めにご紹介するのはなんといっても、キャバブ
一般的に誰にでも好まれて、ご馳走でもあり、
代表的なレストランでのメニューでもあります。
キャバブとは串焼きのお肉です。
ジュジェキャバブ: サフラン、塩、コショーで漬け込んだ鶏肉の串焼き
キャバブバルグ: 牛ヒレ肉の串焼き
キャバブクビデ: 羊のひき肉のハンバーグ状のもの串焼き
串で焼かれた肉が乗せられた大きなお皿にはトマトの串焼きものせられていますね。
この焼きトマトとバターをご飯の上に乗せ、くずしてご飯とまぜあわせるとなんとも美味しい
トマトライスになります。 (わ~食べたくなってきた・・・)
お肉はご飯と一緒に食べたり、ナンにはさんで食べたりします。
右上にはイラン製のコーラ。飲み物の定番です。
レストランでキャバブを注文すると、お店にもよりますが、
サラダ、ご飯、ヨーグルト、ナンなどが付いてきます。
これはべレンジアブゲシ(イラン風ごはん)
ご飯は塩を入れたお湯で茹でた米をいったんざるにあげ、次にお鍋に山型になるように
真ん中を高く盛り、油をまわしかけて蓋をし、蒸して作ります。
そして、家庭料理では鍋の底にごはんのおこげを作ります。
これが又日本人好みでとても美味しいのです。
ご飯の上の黄色い色はサフラン。サフラン色にしたご飯も飾りにします。
この写真のまわりにある黒い丸いものはじゃがいも。
茹でた米の下に敷いてじゃがいものおこげを作ります。
一般に白いご飯をチェロウと言い、ごはんにいろいろ混ざっているものをポロウと言います。
私達が言うピラフとはこのポロウがなまって伝わったとか・・・。
これは一枚目の写真の大皿にも盛られていましたが、
クビデと言って、羊のひき肉に塩とコショー、玉ねぎのみじん切りとあわせハンバーグ状にして
平たい串にしっかりとくっつけて焼いたものです。上に乗っているのは焼きトマトです。
キャバブのお供には玉ねぎを丸のまま四つわりにしたものがドンと添えられていたりして、
初めはびっくりしますが、その玉ねぎもかじりながら、
クビデとご飯を一緒に食べたりするともう病みつきですよ
クビデは子供達も大好きなメニューでした。
左下の写真はそれを焼いているところ。右下の写真道端で鳥レバーを焼いているところ。
「イランでスキー」の記事でも少し触れましたが、キャバブはご馳走であり、
レストランでの代表的メニューでもあるのですが、行楽地やちょっとした街角でも
炭火で焼いて売っていたりもするのです。
次は私達がお邪魔した普通のイラン人のお宅でのご馳走の様子をアップしたいと思います。
(※ 写真は、ほしゅまぜ会PERSIAN COOKINGから抜粋させていただきました。)
どんな連想をしますか?
胡麻、胡椒、胡瓜、胡桃・・・・・・胡のつくものは大昔
胡の国ペルシャからやってきたというお話があります。
四季のあるイランは果物、野菜はとても豊富です。
牛肉、鶏肉、羊肉・・・
そう、豚肉は宗教上どうしても手に入りません。
ハーブやサフラン、トマト、塩、での味付けは一般的。
辛いものや所謂カレーは滞在中見かけませんでした。
イランでは お米とナンが主食です。
ナンをはじめとする所謂パンは日常的ですが、
お米料理はイランではナンより豪華でご馳走でもあります。
イラン人にとっては米はちょっと高価ですので、
ごく普通の生活のイラン人でも毎日は食べられないものです・・
(注:ごく普通の生活のイラン人・・と言っても日本の普通とはずっと質素な生活です。)
イラン米は日本米のように粘りがあるものとは違い、ちょっと細長いパラっとした米です。
そして、独特の香りがあります。
この香りというのをブログでは説明できないのがとても残念なのですが、
とても香ばしくて、なんとも言えない甘味のあるような、それは美味しい香りなのです
日本人の中には、西洋料理よりイラン料理の方が受け付ける・・という方は
多いのではないでしょうか。
イランの家庭料理も意外とヘルシーで美味しいお料理があるのですが、
まず、一番初めにご紹介するのはなんといっても、キャバブ
一般的に誰にでも好まれて、ご馳走でもあり、
代表的なレストランでのメニューでもあります。
キャバブとは串焼きのお肉です。
ジュジェキャバブ: サフラン、塩、コショーで漬け込んだ鶏肉の串焼き
キャバブバルグ: 牛ヒレ肉の串焼き
キャバブクビデ: 羊のひき肉のハンバーグ状のもの串焼き
串で焼かれた肉が乗せられた大きなお皿にはトマトの串焼きものせられていますね。
この焼きトマトとバターをご飯の上に乗せ、くずしてご飯とまぜあわせるとなんとも美味しい
トマトライスになります。 (わ~食べたくなってきた・・・)
お肉はご飯と一緒に食べたり、ナンにはさんで食べたりします。
右上にはイラン製のコーラ。飲み物の定番です。
レストランでキャバブを注文すると、お店にもよりますが、
サラダ、ご飯、ヨーグルト、ナンなどが付いてきます。
これはべレンジアブゲシ(イラン風ごはん)
ご飯は塩を入れたお湯で茹でた米をいったんざるにあげ、次にお鍋に山型になるように
真ん中を高く盛り、油をまわしかけて蓋をし、蒸して作ります。
そして、家庭料理では鍋の底にごはんのおこげを作ります。
これが又日本人好みでとても美味しいのです。
ご飯の上の黄色い色はサフラン。サフラン色にしたご飯も飾りにします。
この写真のまわりにある黒い丸いものはじゃがいも。
茹でた米の下に敷いてじゃがいものおこげを作ります。
一般に白いご飯をチェロウと言い、ごはんにいろいろ混ざっているものをポロウと言います。
私達が言うピラフとはこのポロウがなまって伝わったとか・・・。
これは一枚目の写真の大皿にも盛られていましたが、
クビデと言って、羊のひき肉に塩とコショー、玉ねぎのみじん切りとあわせハンバーグ状にして
平たい串にしっかりとくっつけて焼いたものです。上に乗っているのは焼きトマトです。
キャバブのお供には玉ねぎを丸のまま四つわりにしたものがドンと添えられていたりして、
初めはびっくりしますが、その玉ねぎもかじりながら、
クビデとご飯を一緒に食べたりするともう病みつきですよ
クビデは子供達も大好きなメニューでした。
左下の写真はそれを焼いているところ。右下の写真道端で鳥レバーを焼いているところ。
「イランでスキー」の記事でも少し触れましたが、キャバブはご馳走であり、
レストランでの代表的メニューでもあるのですが、行楽地やちょっとした街角でも
炭火で焼いて売っていたりもするのです。
次は私達がお邪魔した普通のイラン人のお宅でのご馳走の様子をアップしたいと思います。
(※ 写真は、ほしゅまぜ会PERSIAN COOKINGから抜粋させていただきました。)
キャバブ大好きです。懐かしい!
鶏肉そのものが日本のふやけたのと違って美味しいかった記憶があります。
今もお家でよくお作りになりますか?
by もとこさん。 (2008-04-01 22:36)
串のお料理大好きです♪
私も、お米は、種類によっては、鍋で茹でてザル上げ・・・。
水加減を気にしなくていいので、私には向いてるかも♪
by Inatimy (2008-04-02 05:28)
すっごく魅力的で・・・明日にでもイランに飛んでいきたくなるほどです!
どうしましょ・・・でも、イラン語できないなあ・・・
by めぎ (2008-04-02 06:19)
全部食べてみたいです!!宗教上の制約があるにせよこれだけ豪華なお料理できるのですね。旅先の食に全く無頓着な私ですが、もし、イランに立ち寄ることがあれば、食にこだわってみたいと思いました♪タマネギ、ボリボリしてみたいです~!!
by 自由人 (2008-04-02 06:50)
>もとこさん。
鶏肉、美味しかったですね!
ご飯はイラン米を持ち帰って炊いたことあったんですけど、
キャバブはやはり炭火焼がよいので、作ったことはないんです。
テヘランにいる時もキャバブはレストランで食べるかテイクアウトで
買ってきてたべるもの、でした。
>Inatimyさま
串焼きって一口大になっているから、食べやすいですよね。
この記事を書いていて、Inatimyさんのお米料理を思い出しました。
Inatimyさんはこの手のお米を炊くのがとても上手ですね!
>めぎさま
イランに飛んでいってみてください(^^)(笑)
ヨーロッパ旅行の滞在費を持っていけば使い切れないほどですよ!
レストランでも食べ放題です!
>自由人さま
キャバブはレストランで代表的なお料理ですが、
逆に言うと、「それしかない」ぐらい一般的です。
でもキャバブは絶対美味しいです!それとご飯も!
by rino (2008-04-02 09:44)
キャバブ美味しいですよね~
中近東のお料理って実際に食べてみると見た目よりもず~っと美味しいですよね^^
香りのあるパラパラのお米って一度食べると病みつきになりますよね。
by miffy (2008-04-02 16:39)
これが、キャバブなんですね~。
お米の香りが、どんなのか想像つきませんが、食べてみたいですね。
日本人の口に合うお料理というのが、なんとなくわかります(^。^)
by 夢空 (2008-04-02 19:29)
今まで毎日更新へのおつきあい、ありがとうございました。
今後は神出鬼没の不定期なアップになると思いますが
その時はまたのぞきに来てください。
季節の変わり目ですのでどうかご自愛ください。
by Baldhead1010 (2008-04-02 20:59)
キャバブ、とっても美味しそうですね~♪
私は羊肉が大好きなので、クビデが一番食べてみたいです・・・!
ご飯も日本のものとは違うようですが、炊き方(蒸し方)が興味深いですね。サフランご飯とクビデがとっても合いそうで、rinoさんが病みつきになる・・・というのもわかる気がします!
by Mimosa (2008-04-02 23:50)
炭火焼きでお肉と焼くと格別なんでしょうね。
焼きトマトとサフランご飯と一緒にいただくと、美味しそう!
イランの方も、おこげ好きなんですね~☆
by noie (2008-04-03 00:18)
串焼き、おいしそうですね。
塩、胡椒なら日本人好みですね。
アメリカでは「照り焼き」はすでに英語化しているのですが
そのたれが甘ったるくてどうも・・・
by gehirn (2008-04-03 01:36)
お米もキャバブもすっごく気になります。
おいしそぉぉぉヽ(^。^)ノ
香ばしいお米・・・食欲がわきそうです。
by naomama7 (2008-04-03 07:53)
胡麻、胡椒、胡瓜… 今まで‘胡’の付く食べ物という観点で考えたことが
なかったので新鮮な驚きでした。胡の国ペルシャっていうのですね。
知らないことばかりでした。おいしそうだし食欲もわきそうですね。
rinoさんがイランで家族の食に気を使われていたことが伝わってきますよ~。
by mint_tea (2008-04-04 22:37)
胡麻、胡椒、胡瓜、胡桃・・・・・・胡のつくものは大昔
胡の国ペルシャからやってきたというお話があります。
・・・興味深いです。
お米とナンが主食というところも!
by Nicoli♪ (2008-04-05 07:44)
う~ん、オリエンタルな香りが漂っていそうですね♪
一度試してみたいな~^^
by Ballacki (2008-04-05 10:08)
>miffyさま
私はイラン料理しか食べたことがないのですが、
他の中東の国々のお料理もイケるんですね!?
お米料理はやはり日本人には相性がいいですよね。
>夢空さま
大きなステーキをどん!と出されるより、
日本人にはとっつきやすい感じです。
果物やヨーグルトなど、「身体に良いもの」もたくさん
食べるのですよ。
>Baldhead1010 さま
こちらこそ、いつも温かいコメントをありがとうございます。
また、高知の空を覗かせていただきます!
>Mimosaさま
クビデは子供達の一番人気のお料理でした。
実は私は羊の料理を自分では作らないので
イランで初めて食べたのですよ。
>noieさま
大胆でシンプルな炭火焼料理から、野菜やハーブや豆類を使った
手の込んだ煮込み料理まで、日本では食べたことがない
味と料理もたくさんありました。おこげはどの家でも取り合い
になるくらい好きなようです。
>gehirn さま
アメリカの照り焼き・・食べたことないですけど、
甘ったるいのですね。一般的になっていて
どこででも食べられるのかしら?
シンプルな味付けだと食べやすいですよね。
>naomama7さま
今はなかなか食べられないので懐かしいです。
記事を書いていて、食べたくなってしまい、イラン料理のお店
をネットでさがしたりしてしまいました^^;
>mint_teaさま
イランには果物や野菜はとても豊富で、加えてナッツや干し果物も
すごく豊富で身体に良いものもたくさんありましたよ。
>Nicoli♪さま
胡のつくものってけっこうあるんですね。
私は歴史に詳しいわけではないのですが、
長い長い流れの中で脈々と受け継がれてきたものなんですよね。
>Ballackiさま
そう、なんとも言えない独特な雰囲気を感じられるでしょう?
食文化をはじめ、とても面白い経験でした。
by rino (2008-04-05 10:55)
西洋料理よりもイラン料理の方が日本人に合うというのは、
やはりイランは西洋より、より東洋的ということなるので
しょうか。
by やおかずみ (2008-04-05 11:14)
カレー、辛いものがありそうなイメージでしたが
思い込みでした。キャバブはヨーロッパで普及しているので
ついついおいしいので寄ってしまいます。
パリに行ってもキャバブはおいしいです。
by いっぷく (2008-04-05 12:01)
カレーや中東料理には、長粒米が合いますよね。
by Krause (2008-04-05 14:06)
>やおかずみさま
西洋料理の中にはスペインのパエリアなんか有名ですが、
ドイツなんかではお米は肉料理の付け合せ的な存在だったり
しますよね。イランでは一人分、どん!とご飯を取り分けて、
その上に煮込みを掛けたり、肉を乗せたりして食べるところは
ちょっと日本人好みですよね・・・!
やっぱりどこか、少しばかり東洋的な雰囲気もしますね。
>いっぷくさま
熱い国、辛いもの・・というイメージはありますよね。
それが辛い香辛料は全くお目にかかりませんでした。
むしろ、苦手な人もいるのではないでしょうか・・
キャバブはヨーロッパでも人気なんですね!
>Krauseさま
おにぎりにはできませんが、ピラフのようで
香りもあり、なかなか美味しいですよね~♪
by rino (2008-04-06 15:02)
へーへーほ~♪どれも美味しそう~♪
お米の調理法が興味深い。
子供のころ、バター混ぜご飯が大好きで
(バター混ぜたご飯に醤油をちびっとたらしてたべる
・・・・・そして太った。)
是非、このトマト&バターのライスは
食べてみたいですじゃ。
いい香りがする米かぁ~
あーーん どんなに良い匂いなのぉ~。
by なお (2008-04-08 17:22)
イランのお料理って想像したこと無かったです
独特の香りのお米?香ばしくて、甘味のあるような??
香りよ飛んできて~~~~
by ひろママ (2008-04-08 22:25)