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カッセルKassel・・メルヘン街道の旅 [ドイツ・メルヘン街道2009年5月]


2009年5月 カッセルの町はメルヘン街道の中ではブレーメンに次ぐ大きな都市で、フランクフルトとハノーファーのほほ中間。グリム兄弟は父親が急死したあと、この町に移り住み、ここで苦学の末、中学・高校を卒業。ここカッセルに約30年間、家族とともに暮した。

グリム兄弟博物館
童話と言えば、グリムと誰もが思い浮かべるほど世界中で親しまれていますが、グリム童話とは1785年生まれの兄ヤーコブとひとつ年下の弟ヴィルヘルムの共同作業の総称。
兄弟は、ライン川の支流にあるハーナウで生まれ、5、6歳のころ父親の赴任先であるシュタイナウへ引っ越すことに。しかし、父親の急死でシュタイナウでの楽しい生活も長くは続かなかったそう・・・。
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兄弟が多感な青春時代をすごしたカッセルは、当時ナポレオンの侵略戦争でフランス軍に侵略されて・・。
祖国の危機に直面した兄弟はドイツ語およびドイツ文化の独自性が失われることを危惧しメルヘンの収集を始めたといわれているそう・・・。
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博物館には世界各国(100カ国以上)で翻訳・出版されたグリム童話の本の展示や挿絵、グリム兄弟の功績などが展示されていました。


次に向かったのは、ヴィルヘルムスヘーエWilhelmshöheという丘。
丘にはヴィルヘルムスヘーエ城Schloß Wilhelmshöheがあり、
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この城の裏手にはさらに高い丘が広がっていて、頂上にヘラクレス像の建つカスカーデンKaskaden。
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その左手には中世風のレーヴェンブルグ城Löwenburg。
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この丘の一帯は公園になっていて、一番上のヘラクレスの像から滝のように流れる水が階段を伝い落ち、ヴィルヘルムスヘーエ公園をめぐって最後には城を背景に50メートルの高さの噴水となって吹き上げる水のショーが行われるそう。(14:30~15:30)

この水のショーにはまだ時間があったので、これを見るのはあきらめて
私達はかわいらしい野の花を見ながら丘を降りて、次の町へと車を走らせました。

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つづく。

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