夜のカフェテラス [南仏プロヴァンス2010年2月]
2010年2月12日
まだ1日目
やはり2月の寒さのせいなのか、、その昔、画家達が愛した強烈な太陽と光の街アルルはかなりひっそりとした雰囲気。
ゴッホの描いた「夜のカフェテラス」・・このカフェでお茶をするのを楽しみにしていた。昨年8月、オランダ中部にあるクローラー・ミュラー国立美術館でこの絵を見たとき、カフェの黄色の壁と濃紺の夜空の色がとても美しく、「このカフェでお茶してみたいな・・」と心の中で思った。
そして夜空に咲く天国の花を描いたとされる星を想像して・・。
まさか、半年後にアルルに行けるとは・・
でも、、
そのカフェがあるフォーロム広場は閑散として、、、
なんとゴッホのカフェテラスに描かれた「カフェ・ラ・ニュイ」は改装中。
手前右にゴッホの絵が立てられていて、確かにここのはず・・。
中は工事中のままの様子。誰も居なくて、広場もあまり人がいないし、とっても寂しい感じ。寒いし、なんだかがっかり。「あ~あ・・」
左側にあるカフェは、やっていそうだけど、、写真もそこそこにすぐにその広場から退散。
気を取り直して、次に向かったのは、「エスバス・ヴァン・ゴッホ」。
パリからアルルに移ったゴッホは精力的に創作に励むが、画家の理想郷を求めて始めたゴーギャンとの共同生活はわずか2ヶ月で破綻。この頃から急激に精神を病み始め、アルルで、またサン・レミ・ド・プロヴァンスで入退院を繰り返す。そのアルルで入院していた病院がここ。
ゴーギャンとの破局後、自らの耳を切り落としたゴッホが療養生活を送った病院跡。入院中に描いた「アルルの療養所の庭」を当時のまま復元している。
夢破れ、正気と狂気の間をさまよいながらも絵を描き続けたゴッホ。
2年ほどの南仏滞在期間に300点以上の作品を残したと言う。ついで記すと、ゴッホは最後の療養先パリ郊外のオヴェール・シュル・オワーズで拳銃自殺を遂げ、37歳の生涯を閉じることになる。。。
芸術に造詣が深いわけではないのに、「炎の天才画家ゴッホ」かぁ・・・・、などと感慨深く。
残念ながらゴッホの夜のカフェテラスでお茶はできなかったけど、夕食はホテルの近くのブラッスリーで。
前菜しか写真を撮っていないけど、魚のスープと、ホタテとビーツのカルパッチョ風
ホテルの部屋はプロバンス風のベッドカバーでさわやかに。ベッドの上には夜のカフェテラスの絵画が飾られて・・。(フラッシュが光ってしまって見えていませんが・・)
今日はゴッホに浸った一日だったなぁ。。
アルル
まだ1日目
やはり2月の寒さのせいなのか、、その昔、画家達が愛した強烈な太陽と光の街アルルはかなりひっそりとした雰囲気。
ゴッホの描いた「夜のカフェテラス」・・このカフェでお茶をするのを楽しみにしていた。昨年8月、オランダ中部にあるクローラー・ミュラー国立美術館でこの絵を見たとき、カフェの黄色の壁と濃紺の夜空の色がとても美しく、「このカフェでお茶してみたいな・・」と心の中で思った。
そして夜空に咲く天国の花を描いたとされる星を想像して・・。
まさか、半年後にアルルに行けるとは・・
でも、、
そのカフェがあるフォーロム広場は閑散として、、、
なんとゴッホのカフェテラスに描かれた「カフェ・ラ・ニュイ」は改装中。
手前右にゴッホの絵が立てられていて、確かにここのはず・・。
中は工事中のままの様子。誰も居なくて、広場もあまり人がいないし、とっても寂しい感じ。寒いし、なんだかがっかり。「あ~あ・・」
左側にあるカフェは、やっていそうだけど、、写真もそこそこにすぐにその広場から退散。
気を取り直して、次に向かったのは、「エスバス・ヴァン・ゴッホ」。
パリからアルルに移ったゴッホは精力的に創作に励むが、画家の理想郷を求めて始めたゴーギャンとの共同生活はわずか2ヶ月で破綻。この頃から急激に精神を病み始め、アルルで、またサン・レミ・ド・プロヴァンスで入退院を繰り返す。そのアルルで入院していた病院がここ。
ゴーギャンとの破局後、自らの耳を切り落としたゴッホが療養生活を送った病院跡。入院中に描いた「アルルの療養所の庭」を当時のまま復元している。
夢破れ、正気と狂気の間をさまよいながらも絵を描き続けたゴッホ。
2年ほどの南仏滞在期間に300点以上の作品を残したと言う。ついで記すと、ゴッホは最後の療養先パリ郊外のオヴェール・シュル・オワーズで拳銃自殺を遂げ、37歳の生涯を閉じることになる。。。
芸術に造詣が深いわけではないのに、「炎の天才画家ゴッホ」かぁ・・・・、などと感慨深く。
残念ながらゴッホの夜のカフェテラスでお茶はできなかったけど、夕食はホテルの近くのブラッスリーで。
前菜しか写真を撮っていないけど、魚のスープと、ホタテとビーツのカルパッチョ風
ホテルの部屋はプロバンス風のベッドカバーでさわやかに。ベッドの上には夜のカフェテラスの絵画が飾られて・・。(フラッシュが光ってしまって見えていませんが・・)
今日はゴッホに浸った一日だったなぁ。。
アルル
今は微熱になってきました。
外国旅行、また足を運んでみたくなりました^^
by Baldhead1010 (2010-02-21 08:05)
南仏にはもう20年以上行っていませんので、ちょっと懐かしくなりました。
by Krause (2010-02-21 08:31)
季節が違うと本当に景色も全く変わる南フランス…。カフェが改装中というのは残念でしたね。しかしながら行った分だけの新しい発見もおありだったのではないでしょうか?スープは南仏風ブイヤベースですね。本場のフレンチを召し上がっただけで日本にいる私はとてもうらやましいです~。
by Otonari-san in Robert (2010-02-21 10:42)
カフェでお茶できなくて残念でしたね。でも、ゴッホの足跡をたどる旅、取っても素敵です。私も、好きな画家の面影を訪ねる旅、好きです。記事にしていませんが、去年はスイスでセガンティーニを追いかけました。
南仏、このお写真ではちょっと寒そうですが、雰囲気あって素敵だなと思います。私は2度、暑い夏にしか行ったことないのですが、寒い方が歩けそうだな~、いいな、と思いました。
by Bonheur (2010-02-21 11:33)
今年はフランス旅行を計画していますがどうなることやら・・・
フランスのカフェ・・・いいですね。
by gehirn (2010-02-21 14:33)
カフェテラス、工事中で残念でしたね。私もこの絵が好きでいつか
「カフェ・ラ・ニュイ」でお茶をしたいと思っています。
ゴッホ浸けの一日、よかったですね。(*^^*)
by noie (2010-02-21 16:19)
この絵は実は一番好きだったりします。夜なのに明るい、ゴッホの描いていた時の気持ちとか、そこに居合わせた人々とかいろいろ思いを巡らせて、行ってみたいです。しかし、改装中とは残念でした~(^_^;)
療養所の絵もゾクっときました。やはり本人のいた場所って感慨深いです。
いい物を見せていただきましたありがとうございました。
by マリエ (2010-02-21 17:10)
夜のカフェテラス、良いですね。私も本物を見てみたいな。
絵画の歴史をたどるような旅、素敵ですね。カフェでお茶できなかったのは残念でしたね。でも、不思議な空気が流れているようです。炎の人ゴッホ…実際にその場に立つと感慨深いものがあるでしょうね。最近バタバタしていたらすっかりブログを放置していました。いつのまにかrinoさんはドイツにいらっしゃったんですね~。デュッセルドルフの雪景色も旧市街の様子も楽しく見させていただきました!
by mint_tea (2010-02-21 20:23)
冬は本当に淋しい感じがしますねえ。
画家達が住んでいたヨーロッパはこういう場所だったのだな、本当に描きたい一瞬を切り取ったんだな、としみじみ感じます。
by めぎ (2010-02-21 22:26)
夜のカフェテラス… 良い絵ですね。
私も行って、座ってみたい。
ゴッホの絵の良さって学生の時は気がつかなかったというか、下手だなぁと思ってました。
大人になってから感覚が変わってきて、特にゴッホの夜のカフェテラスがマイフェイバリットです。
by masa (2010-02-21 22:35)
ゴッホは、原画で見ると震えるほどすごい絵なのですが、画集で見ると全然なにも感じないという、すごい印象の違いのある画家ですね。
熱意というのは、写真には写らないのか、写せないのかな。
ここは病院と言っても、プチホテルみたいな気軽さのある雰囲気に見えました。ほんの数年で、生涯分の絵を描き、弟に生活を頼り、苦痛だけで過ごした一生。やはり神に選ばれた人だったんでしょうね。
カフェテラスは残念でしたね。
by nachic (2010-02-22 13:56)
カフェ工事中で残念でしたね。
夏のカフェ周辺は昼も夜も人でごった返していて歩くのも大変でした。
療養所のお庭も夏は花が咲き乱れていてゴッホが憧れた南の日差しが照りつけていました。
冬の閑散とした様子を見るとちょっと寂しく感じます。
by miffy (2010-02-22 21:46)
>Baldhead1010 さま
病み上がりは無理してはいけませんね。どうぞお体大切になさってくださいね(^^)
>Krauseさま
そうですか。20年前にいらしたんですね。私は今回が南仏は初めてでした。ドイツから少しでも南にとおもったのですが、この日も風が強くて同じくらい寒かったんですよ。
>Otonari-san in Robert さま
私は今回が始めてのプロヴアンスでしたので、夏をしらないのですが、また雰囲気も違うのでしょうね~。しょっぱいドイツ料理からすると、フランスに行くと何を食べても美味しく感じます。スープはブイヤベースでした。魚の香りがかなり濃厚でした。旅ができるって幸せですね♪
>Bonheur さま
そうですね。寒いのも嫌だな~と思いましたが、きっと真夏の暑さで歩き回るのも大変かもしれませんね。カフェは本当に残念でした。でもシーズン中はカフェが大混雑なんでしょうね。。席に座れたかどうかもわかりませんね。。
>gehirn さま
フランス旅行を計画なさってるんですか。いいですね♪楽しい旅になるよう祈っていますね。
>noieさま
アルルにいらしたら、このカフェにいらしてくださいね!私はもうきっとアルルには行けないわ~。そう思うと、残念でしたね。
>マリエさま
この絵は夜なのに、明るいカフェが賑わっていて、雰囲気がいいですよね。
今回改装中だったのは残念でした。
ゴッホが療養してた病院の庭は花で飾られていて、綺麗でした。
> mint_tea さま
お忙しかったのですね。私も日本にいると、なかなかブログをする余裕がありません。こちらに居る間はやはり時間があるのでがんばっています(^^)
今回はアルルに行ったので、ゴッホを辿る観光になりました。なかなか良かったです(^^)
>めぎさま
絵と同じ風景を見て、思いを馳せてみるのもなかなか良い旅になりました。でもやはり光が弱いので町も寂しく見えますね。
>masaさま
そうですね。masaさまもこの絵がお好きですか。
絵も好みがあったりしますが、ゴッホの絵の良さというのが今回わかったような、でもまだわからないような・・。奥が深いですよね。。。(^^;)
> nachic さま
そう、特にオヴェールの教会の絵を見たときは本当にぞっとするぐらい、何かわからないけど、感情みたいなものを感じましたね。アルルで少しゴッホに触れて旅をできたので面白かったです(^^)
>miffyさま
カフェに座れなくて本当に残念でした。
夏は夏で人が多くて大変なんですね。冬は寒くて嫌だけど、観光客はいないし、どこも空いているのがいいのですが、盛り上がりに欠けますね・・(^^)
by rino (2010-02-24 03:41)
ゴッホは、「ひまわり」の絵が思い浮かぶ程度の稚拙な知識しかないのですが、
37才の生涯というのは、一気に駆け抜けた感じがします。
根っからの芸術家タイプだったのかな。
壮絶な人生を送った人だったんですね。
by 自由人 (2010-02-24 07:40)
>自由人さま
私も昔ゴッホの絵を見たときは変った絵だな~ぐらいに思っていたのですが、「自画像」を見たときはぞっとするような気がしました。天才、そして、まさしく壮絶な人生だったんですね・・。
by rino (2010-02-26 16:44)